ミュージカル「でも未来には君がいる」

Demomirainihakimigairu1700x498 青山円形劇場でミュージカル「でも未来には君がいる」を観て来た。
声優として知られているが、舞台でも素晴らしい井上和彦さんと高橋広樹さんに、大好きな劇団扉座の中堅実力派・ガン平こと岩本達郎さん、踊りの切れが抜群の宮垣祐也さんたちも共演で見応えたっぷり。
18日まで。お見逃しなく。
http://raynet.tv/?post_type=information&p=450

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紀伊國屋サザンシアター こまつ座公演「頭痛肩こり樋口一葉」

Higuchikomatsuzathumb331x46822750敬愛する井上ひさし先生の「頭痛肩こり樋口一葉」を家内の手配のお蔭で観られた。
面白うてやがて涙が流れる傑作。
丁寧に編み込まれた物語と、小泉今日子さん、熊谷真実さんら6人の女優さんの素晴らしい熱演に喝采。
念願だった舞台を生で観られることは強運としか言いようがない。感謝。
学生諸君にお勧めしたいが前売完売で、当日券も些少らしい(今日は平日昼だが完売とのこと)。
8月11日(日) まで、詳細は下記にて。
http://www.kinokuniya.co.jp/contents/pc/label/20130417105000.html

(2013/8/8 by mau = 平野正喜)

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春の劇場29「ハルメリ2013」座・高円寺 2013/3/26

Photo 2007年度の日本劇作家協会新人戯曲賞を満場一致で受賞した作品ということで、見逃すことはできない。
演出・プロデュースをされた丸尾聡さんによると、作者の黒川陽子さんに2013年度版としての書き直しをお願いしたとのことで、タイトルは『ハルメリ2013』となったとのこと。

滑稽さに笑いながら戦慄を覚える

会場は円形劇場を思わせる作りで、本来の客席の中央を花道風にして2分割し、舞台上の両袖と、舞台奥の左右にも客席がある。つまり、舞台を囲む6ブロックの客席があり、どこに座っても良い。
私はあえて舞台上で最も舞台奥に近いDブロックの端席に陣取ってみた。
「ハルメリ」という謎の概念に惑溺し、嫌悪し、依存し、我を忘れ、冷めた態度を取り、多くを求め、飲み込まれいく30人ほどの老若男女の物語。
つかみどころがない何か=「ハルメリ」が流行する怖さにぞっとし、「ハルメリ」に利用されたり「ハルメリ」を利用しようとする人間たちの滑稽さに笑いながら戦慄を覚えた。
非常に鋭い切り口と観察眼で成立している優れた戯曲と、アイディアあふれる演出に引き込まれた。

2013年度版の失策?

しかし(これは2013年度版で書き足されたことだろうが)Twitterをそのまま盛り込んだクライマックスシーンで、それらが薄まってしまった。
「ハルメリ」についての討論番組が変質して奇妙なアイドル選別番組になり、視聴者がインターネット経由で選別に参加するという設定で、ステージ上と花道上のスクリーンに視聴者の意見が表示されると共に読み上げられ、アイドルつぶしの残酷な進行と絡み合っていく。
緊迫感に魅了されるはずが、Twitterというサービス名が実名で登場し、スクリーン上にTwitter特有の読みづらい書き込み形式がそのまま表示され、RT(リツイート)やフォロワー数などのTwitter専用用語が叫ばれだすと、私はどうにも違和感を感じた。フォロワー数はまだしも、RTという用語は(Twitterのヘビーユーザ以外には)非常にわかりづらい。一般にわかりづらい用語が連用されると、私はそれが心に引っかかって集中しづらくなる。
そこに、Twitterの本人確認性の弱さ(成りすまし可能性)を象徴する意味なのか、死亡したと言われていた「ハルメリ」批判派評論家の発言がスクリーン上に現れた。しかも、これを読み上げる本人が舞台上をうろつきはじめたため、これが実は生きていた本人なのか、成りすましの象徴なのか、幽霊なのかわからくなって、私はなおさら混乱してしまった。
舞台奥に近い席にいることが幸いして、ステージの向こう側の本来の客席を埋めた観客の様子を伺うことができたが、この長いシーンが終わりに近づくに従って、なんだか疲れた顔が急激に増えたように感じられた。
舞台はこの後も数シーンあるのだが、客席にほのかに疲労感が漂っている気がして、私はなんとなく冷めてしまった。

Twitterをそのまま、説明なしに盛り込んだこと

とはいえ、休憩なし2時間の舞台を全力で演じ上げた30人近い演者たちの熱気に再度引き込まれ、最後まで楽しんだことは言うまでない。
しかし、終演し客電が点いてみると、やはり、満員の客席の中には少し疲れた顔が並んでいるようにみえた。
私見だが、この「疲れ」の原因の一つは「Twitterをそのまま、説明なしに盛り込んだこと」にあったのではないだろうか。
前述のとおり、RTやフォロワー数などはTwitterの専用用語であり、決して一般に認知された言葉とは言えない。しかも、Twitterは不連続な「つぶやき」の集まりであり、嘘、成りすまし、冷やかし、誇張などがそのまま垂れ流される(黒川さん本人も書いているように)掴みどころのないシステムだ。
使ったことがある人でもわかりづらく、使ったことがない人には何だかわからないシステムを、無加工で舞台に取り込むべきではなかったように思う。

『相棒』の「フェイスグッド」と比べてしまう

実は、私はこの日の昼間、映画館で『相棒 X-DAY』を観ていた。これまた怖い映画で、情報セキュリティスペシャリストの端くれでもある私は随所で冷汗を流しながら観ていたのだが、相棒シリーズの脚本の上手さで、情報システムやコンピュータセキュリティの難しい用語や概念が上手に説明されており、一緒に観ていた家内も難しさを感じることなく「怖かったね」と言っていた。
『ハルメリ2013』を観た帰り道、ふと思い出したのが、この『相棒』のTVシリーズ11の17話で事件の背景として登場した「フェイスグッド」である。
もちろん、これは実在のコミュニティシステム「Facebook」のパロディだが、視聴者にわかりやすいように改変されており、加えて主人公の杉下警部と同僚の会話の中に、システムの仕様や用語の説明が適度に盛り込まれているので、視聴者は本筋を追うことを妨げられずに「フェイスグッド」の仕組みも理解できた。
黒川さんが2013年版の『ハルメリ』をつくる上で試みたというTwitterの取り込みは、非常に冒険的なチャレンジであり、その成否は私には判断できない。しかし、一案として、Twitterをベースにした架空のシンプルなシステムに置き換える手もあったのではなかろうか。
自称劇作家の端くれでもある私には、Twitterのようなソーシャルネットワーキングシステムを現代の象徴として戯曲に取り込むこと、これは魅力的だが扱いの難しい「諸刃の剣」であることを考えさせられた。

words by mau(HIRANO Masaki)

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国立劇場3月歌舞伎公演「隅田川花御所染」

Photo 副題「女清玄」のとおり、「桜姫」「法界坊」のパラレルワールドストーリー。地味な印象を持っていたが、観てみればこの2作品を合わせたような長編大作で楽しめた。主演の福助丈を中心に、今後の歌舞伎界を背負う若手俳優4人が奮闘。

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ミュージカル「熱帯男子」

Photo テレビも携帯も入らない、コンビニも無い離れ島、池綿(いけめん)島。
若いイケメン男性は居ても、若い女性は居ない!
何とか、お嫁さんの欲しいイケメン君達が考えた事は…。

歌あり、ダンスあり、笑いあり、涙あり、わかりやすいストーリー展開。
役者さんは、脱いだら凄いイケメン揃い、もちろん脱いでくれます。(笑)
ストレス解消、楽しめるオススメ作品です。

http://gekipro.com/Gekipro/stage/?id=117

words by yumirin

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新橋演舞場「二月喜劇名作公演」

Photo 家内の手配で夕方から新橋演舞場へ。
劇団新派と松竹新喜劇の融合に中村梅雀丈や藤田朋子さんが加わった「二月喜劇名作公演」。
難しいことを考えずに楽しめる喜劇3本。
個人的には昭和風セットの素晴らしさに感動。

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扉座サテライト16期公演 『LoveLoveLove16』

数年ぶりに扉座サテライト(研究生)公演 『LoveLoveLove』を観て来た。
劇団研究生の卒業公演なのだが、主宰の横内謙介さんが書かれているとおり「この一回キリ、旗揚げで解散、死に者狂い」の真剣勝負。
劇団員が総力を上げて仕上げて運営し、目の肥えた扉座ファンが金を払って見に来るホントの劇場公演で、研究生の内輪の記念公演などではない。
無論、粗は有り、特に一部の歌は途上の途上。
しかし、歌い踊り叫ぶ彼ら彼女らの熱が客席に押し寄せてくる2時間強は、原始的な感動を呼び覚ます。
残り3公演。お見逃しなく。

http://www.tobiraza.co.jp/kouen/kouen2013/love16.html
構成・演出:横内謙介×田島幸×川名幸宏
出演:
塩屋愛実 早川佳祐 藤田直美 星達也(以上サテライト2年)
稲村祐介 岡田歩美 久保美香 櫻井正也 佐々木唯 柴翔太 須賀裕幸 菅野孝俊 砂田桃子 西野翔平 
松井桃子 宮内華子 與座和樹 渡邉まり
すみだパークスタジオ 倉 にて2/3まで。

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国立劇場11月歌舞伎公演「通し狂言 浮世柄比翼稲妻

Photo分割された一部が上演されることが多いこの狂言だが、やはり通しで観ると楽しい。
流石に長いので、同じ3階席にいたどこかの学生さんたちはくたびれてたが(笑)。
台本を買って確認すると、通し上演用によい感じに書き換えられていて、分かりやすく工夫されているのがわかる。
単独上演でもこの本で良いのではなかろうか。

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舞台「サクラ大戦奏組~雅なるハーモニー~」開幕2日目

Hp3サクラ大戦シリーズの舞台最新作を観ることができた。
会場は久しぶりのスペース・ゼロ。
先日、舞台「タップジゴロ」の幕間で広井王子さんとお逢いした時にもお話したとおり、ここは、作劇や演出が難しいハコだと思う。
どういう演出になるのかなとワクワクしながら会場に入ったら、なんと、モギリの横で田中公平先生が御出迎え?
と、驚いたら、私の隣にノン子さん(日高のり子さん)が。
あービックリした(笑)。

さて、舞台はというと、予想通り音楽が素晴らしい。
個人的には、秀逸な楽曲にあふれる「サクラ大戦」の音楽の中でも、史上最高の楽曲の一つではなかろうかと思っている主題歌「円舞曲、君に」の初めて聞くフルバージョンに感動。
そして、予想を上回ったのは、ストーリー・演出・作劇。
過不足なく原作が活かされており、舞台版オリジナルの4人が担った8役が原作の世界を壊すことなく、舞台に必要な進行役と影の面を丁寧に構築している。
劇場を思わせる幕無しのセットは駅にも街角にもなり、扱いの難しい異形の敵=降魔をどう登場させるかの工夫も特筆に値する。
奏組の生身の戦闘は(花組や星組の量子甲冑によるロボット対決に比べると)より舞台に合うだろうと思っていたが、奏組ならではの楽器による戦闘はまさに舞台向きで、漫画では表現が難しい楽器のハーモニーやソロを戦闘に活かす演出には「お見事!」と。
かなり周到な準備をされたのではないだろうか。
対して、舞台での踊りながらのソロ歌唱(しかも時には大きな楽器を抱えて)の経験が豊かとは言い難い男優陣の歌は、まだ発展途上な場面も。
全14公演でどこまで伸びるか、できたら千穐楽あたりでもう一度劇場に行きたいなあ。

さて、終演後、今回はアフタートークショウがないのでキャスト全員によるお見送りが。
私もキャストの皆さんに手を振りながら「イケメンばかりだなあ♪」とニコニコしながら前を通り、「あら可愛い」と思いつつヒロイン音子ちゃんの前に差し掛かったら、反対側から一人の女性が音子ちゃんの前に突然登場して声を掛けた。
「え?」という顔をする音子ちゃんと私。
これが、なんと、○○さん(サクラ大戦で10年以上帝都花組を演じている女優さんのお一人)!
もしかすると、初対面なのかな? 音子ちゃんはかなりビックリしてたような。
実は、原作では音子は有り得ないほどの不運により、花組メンバーとは一度も逢えていないという設定なので、私はこの出来事で頭がトリップしてしまい、
「ああ、やっと、音子が花組さんに逢えたんだ…良かった良かった」
などと危なく涙ぐみそうに(笑)。
わはは、われながらハマり過ぎだね。

ということで、この舞台は11/11まであと12公演。
「サクラ大戦」を遊んだり見たり読んだりしていない方にもお勧めします。是非どうぞ。
詳しくは下記にて。
http://sakura-taisen.com/kanade/event/live2012/

【11/4 加筆】
「スペースゼロは作劇・演出が難しい」と思うことについて、ご質問をいただいたので追記します。
ホールのオフィシャルサイトの案内ページをみるとわかる通り、スペースゼロは多目的な、いわばミニ・アリーナです。
今回は「はりだしステージ」タイプで、袖にハケるのが難しく、舞台後方のサブステージを活用せねばなりません。
しかも、座席はプロレスなどで見られる仮設階段式になっていますので、座席通路を演出に用いるのはリスクがありますし、音響も決して良くないと思います。
ネタバレになりますので、詳細は書きませんが、こういう状況の中で、今回は良く工夫しているのではと思うわけです。
さて、このことを調べていたら、今回の客席図を見つけました。こういう形だったんですね。納得です。
http://www.spacezero.co.jp/wp-content/uploads/2012/09/サクラ大戦客席図.pdf

※「サクラ大戦で10年以上帝都花組を演じている女優さんのお一人」については当初実名表記にしていましたが、ご本人がブログなどで情報掲載されていないので、匿名にしました。ご了承ください。

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扉座・レイネット音楽劇『オリビアを聴きながら』

0824_224日に続き、今度は家内の代わりで2度目の『オリビアを聴きながら』。
初演を観られなかった分、24日に買ってサインを戴いた台本を、今日はしっかり読んで来た。
そして、前回と同様に笑い、魅せられ、前回より多く泣かされた。
これだから舞台は堪らない。
青山円形劇場で31日まで、お見逃しなく。
http://www.tobiraza.co.jp/kouen/kouen2012/olivia_201208.html

作・演出◎横内謙介
音楽監督・編曲◎尾崎亜美
振付◎ラッキィ池田・彩木エリ

キャスト
三木眞一郎 舘形比呂一 小牧祥子/
柳瀬大輔 柳瀬亮輔 花柳輔蔵/
伴美奈子 高橋麻理 鈴木里沙 安達雄二 松本亮/
建守良子 安部慎二郎/
石井愃一

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