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December 28, 2004

ITコラム第2回「資格の価値は本人のアピールで決まる」をヒューマンリソシアホームページにて公開(12/28)

拙著「ケータイビジネスを革新する技術 BREW」とは直接は関係しませんが、当方のITコンサルタントとしての最近のお仕事に関して、紹介させてもらいます。
既報「ヒューマンリソシアホームページにてコラム「ITコンサルタントが語る必要スキル」を連載開始(12/13)」の通り、前職の頃からつきあいのあった人材派遣、正社員紹介の会社である「ヒューマンリソシア」のホームページにおいて、2004年12月1日からオープンしましたテクニカルサイトで、コラムを連載しています。
「求められるスキル・資格とその実情~ システム分析から運用まで ~」というテーマで、私のソフトウェア開発企業でのエンジニア、プロジェクトマネージャ、採用担当者などの経験をベースに、昨今の情報を盛り込んでいくことで、今、求められているスキル・資格とその実情を、毎回テーマを決めて述べてみたいという趣向です。
初回は、自己紹介を兼ねて、連載の全体像を示そうという意味で、ターゲットを絞らずに「説明できるスキル、説明できないスキル」というタイトルでまとめてみましたが、今回は2回目ということで、やや長めの文章で、じっくりと&やや辛口にIT資格について述べてみました。
下記にてどうぞ。

「ITコンサルタントが語る必要スキル - ヒューマンリソシア」
http://resocia.jp/tech/column_it/index.html

※ 2014/7 追記 上記サイトの移転再編に伴い、このコラムにアクセスできない状態が続いていますので、このブログに本文を掲載することにしました。なお、資格名などは掲載当時のものであることをご了承ください。


第2回 資格の価値は本人のアピールで決まる

 このコラムのタイトルの下を見て、不思議に思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、私は自分の肩書きを「講士」としています。これは個人的な造語で、弁護士や司法書士の様な国家資格の士業を意識したものではありません。この「講士」は、私自身が自分の仕事を説明する時に「講義の師(Teacher)」というよりも「講義の士(Professional)」でありたいという気持ちをアピールできたらと考えた結果で、個人的には非常に気に入っています。ということで、今回は、IT資格とアピールについて考えてみましょう。

 IT系資格全体の特徴は、何と言っても「持って居なくても仕事はできる(こともある)」ことでしょう。先ほど挙げた国家資格の士業は無資格ではできませんが、IT資格にはそういう制限はほぼありません。その為か、「IT資格なんて持ってなくたって、現場で実力を出せばOK?」と尋ねられることがありますが、私の答えは常に「NO」です。「とりあえずプログラマを○人用意して」というような場面なら別ですが、重要なプロジェクトや、先端のテクノロジを取り入れるビジネスでは、この考え方は通用しないでしょう。

 実際に私は、SEマネージャーをしていた頃。大手メーカーのソフトウェア部門のトップの方から「ウチの社内エンジニアのこの資格の取得率は年内に○○%になるから、(プロジェクトに参画したいなら)そのつもりで提案してくれ」と言われて、冷や汗をかいたことがあります。当時、そのIT資格の所持者が社内に(私を含めても)数人しかおらず、中途半端な提案を出しても相手にしてもらえないことが明らかだからです。このようにIT資格が最低限度の「ビジネスへの入場券」であり、実力の発揮はそのハードルをクリアしてから、ということが増えているようです。

 とはいえ、「宝の持ち腐れ」になっている場合もあります。例えば、履歴書やスキルシートに所有している資格の一覧を書き並べて、面接相手やアドバイザーに「IT資格があるんだからOK?」と言うタイプの方です。そして相手に「これは凄い!素晴らしい!」という反応を期待しますが、少しでも反応が良くないと落ち込んでしまうわけです。このパターンにハマらない為に考えておくべきことが、前述の「IT資格はビジネスへの入場券」であること、そして「資格の価値は本人のアピールで決まる」ことでしょう。

 私は、同じIT資格を持っていても、その価値は本人のスキル、キャリア、考え方によって大きく変わってくると思っています。実際に、私は中途採用の面接官の頃、常にこの点に関する質問と回答を重視してきました。具体的には「(~という資格を)持っている理由」あるいは「持っていない理由」、そして「今後どうしたいか」などです。例えば、
「データベースに関する資格を持っているんですね?」
という質問に対して、
「上司に言われて仕方なく取りました」
という返事が事実であっても、それだけでは終わってしまえば、質問はおしまいです。しかし、合格するためにどういう勉強をしたか(しなかったか)、それが仕事に活きたか(活きなかったか)、そして、今後のスキルやキャリアにおいて、その資格をどうとらえているか(上位資格へチャレンジするのか、別の方向を目指すのか)などを述べることができると、その方にとってのその資格の価値が立体化して見えるようになり、アピール力として現れます。

 就職や転職の時に限らず、技術者が自分を説明する機会は多く、活躍する人ほど、そういう場面は増えます。あなたが本来受けるべき評価を最適化するために、あなたが持っている資格の価値が、あなた自身のアピールで決まることを忘れないで下さい。

(第二回・了)

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