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February 03, 2005

ITコラム第3回「プロジェクトマネジメントは資質? 経験? 知識?」をヒューマンリソシアホームページにて公開(2/3)

拙著「ケータイビジネスを革新する技術 BREW」とは直接は関係しませんが、当方のITコンサルタントとしての最近の仕事を紹介します。
既報「ヒューマンリソシアホームページにてコラム「ITコンサルタントが語る必要スキル」を連載開始(12/13)」の通り、前職の頃からつきあいのあった人材派遣、正社員紹介の会社である「ヒューマンリソシア」のホームページにおいて、2004年12月1日にオープンしましたテクニカルサイトで、コラムを連載しています。
「求められるスキル・資格とその実情~ システム分析から運用まで ~」というテーマで、私のソフトウェア開発企業でのエンジニア、プロジェクトマネージャ、採用担当者などの経験をベースに、昨今の情報を盛り込んでいくことで、今、求められているスキル・資格とその実情を、毎回テーマを決めて述べてみたいという趣向です。
先日、その第3回「プロジェクトマネジメントは資質? 経験? 知識?」が公開となりました。今回も私自身の経験を織り交ぜながら、じっくりと、プロジェクトマネジメントについて述べてみました。
下記にてお読みください。

「ITコンサルタントが語る必要スキル - ヒューマンリソシア」
http://resocia.jp/tech/column_it/index.html

※ 2014/7 追記 上記サイトの移転再編に伴い、このコラムにアクセスできない状態が続いていますので、このブログに本文を掲載することにしました。なお、資格名などは掲載当時のものであることをご了承ください。

第3回 プロジェクトマネジメントは資質? 経験? 知識?

 野球では「名選手は名監督にはなれない」という話をよく聞きますが、優勝経験のある監督を思い浮かべると、長嶋さん、王さん、星野さん、森さん etc、と、名選手として記録と記憶を残した方が多いのも事実です。ある意味で、この矛盾がそのままあてはまるのが、プロジェクトマネジメントかもしれません。今回は、IT業界の仕事の成否に大きな影響を与えるプロジェクトマネジメントについて考えてみましょう。

 プロジェクトという言葉は、本来は組織という堅いワクにとらわれずに柔軟に仕事をするための仕組みです。その為、組織における指揮系統とは異なる管理が必要であり、プロジェクトマネージャー(以下、PM)には超人的な能力が要求されることもありました。しかし、マイクロソフト社のプロジェクト管理ソフトのように導入しやすいツールが登場し、プロジェクト運営の効率化も進んできています。さて、では誰でもプロジェクトマネジメントができるようになったのかというと、実は、そうでもないのが実情なのです。

 その理由はプロジェクト運営の難しさにもあるのでしょうが、実際は、PMへの依存が高すぎることにあるのではないかと思います。私自身、前職において、システムエンジニアを経てPMになりましたが、当時、PMになるには、エンジニアとしての「経験」が重視されていました。そして、それが通用しない場合には今度は「資質」を重視する傾向が見られたこともあります。「経験」や「資質」のある技術者は、野球でいう名選手にあてはめるとわかりやすかもしれません。名選手が名監督になることを当然の前提として、PMが決められ、運営を任される傾向があったのです。ですから、PMが体調を崩したりするとプロジェクトが迷走するほどの個人依存が日常化し、それは現在でも大きく変わっていないようなのです。

 では、何が足りないのでしょうか。それはプロジェクトマネジメントに関する「体系的な知識」です。これは私自身の反省材料でもあります。プロジェクトマネジメントを効率化し充実させる理論や方法論が研究され提唱されているのに、それらを学習し、現場に生かしているPMが少なく、また、そうあるべきだと指導する上位の管理者も少なかったのです。

 とはいえ、この傾向は変わらざるを得ないでしょう。サーバ系やケータイ系を中心に新技術を活用した短期プロジェクトが増え、マネジメントの難しさはどんどん上がっています。よって、エンジニアだった頃の経験と勘に頼る名選手タイプのPMでは、対応できなくなってくることが心配されます。

 そこで、これからIT業界でキャリアプランを築きたいという方にお勧めしたいのは、プロジェクトマネジメントに関する「体系的な知識」の習得です。今後、システム開発の他社移転や海外移転が当たり前になるとすれば、これからのエンジニアには、技術力だけではなくマネジメント能力も要求されることが十分考えられます。これを逆手にとって、技術に関する勉強と並行して、マネジメントに関する勉強もしておいてはいかがでしょうか。技術知識は時にはアンマッチだったり、陳腐化するかもしれませんが、マネジメントに関する知識は広い場面で活き続けることが期待できます。あなた自身の価値を高め、新しい自己実現につながるのではと思うのです。

( 第3回・了 )

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