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April 02, 2005

ITコラム第5回「Web系、モバイル系エンジニアは何かが違うのか」をヒューマンリソシアホームページにて公開(4/2)

拙著「ケータイビジネスを革新する技術 BREW」とは直接は関係しませんが、当方のITコンサルタントとしての最近の仕事を紹介します。
既報「ヒューマンリソシアホームページにてコラム「ITコンサルタントが語る必要スキル」を連載開始(12/13)」の通り、前職の頃からつきあいのあった人材派遣、正社員紹介の会社である「ヒューマンリソシア」のホームページにおいて、2004年12月1日にオープンしましたテクニカルサイトで、コラムを連載しています。
「求められるスキル・資格とその実情~ システム分析から運用まで ~」というテーマで、私のソフトウェア開発企業でのエンジニア、プロジェクトマネージャ、採用担当者などの経験をベースに、昨今の情報を盛り込んでいくことで、今、求められているスキル・資格とその実情を、毎回テーマを決めて述べてみたいという趣向です。
先日、その第5回「Web系、モバイル系エンジニアは何かが違うのか」が公開となりました。今回も私自身の経験を織り交ぜながら、じっくりと「スキルアップの目標とイメージを自分にも周囲にもわかりやすい表現にすること」について述べてみました。
下記にてお読みください。

「ITコンサルタントが語る必要スキル - ヒューマンリソシア」
http://resocia.jp/tech/column_it/index.html

※ 2014/7 追記 上記サイトの移転再編に伴い、このコラムにアクセスできない状態が続いていますので、このブログに本文を掲載することにしました。なお、資格名などは掲載当時のものであることをご了承ください。

第5回 Web系、モバイル系エンジニアは何かが違うのか
「○○系エンジニア募集」とか「○○系エンジニアになるために」というような表現をよく見たり聞いたりしませんか? 実は、コンピューター業界において、「○○系エンジニア」という表現が使われだしたのは、最近のことではありません。例えば「制御系エンジニア」とか「銀行系」「金融系」という表現は、私が就職した1980年代から言われていました。この当時は、エンジニアが自分の得意とする業務領域を説明したり、エンジニアの力を必要としている現場が、その対象を一言で表すために使っていたように思います。

 この傾向を変えたのが、その後の「オープン系」ブームでしょう。個人向けコンピュータだったパソコンや、特定業務向け小型コンピュータだったワークステーションなどが、ビジネスコンピューティングの主役になった結果、メーカーに縛られないシステム構築が可能になりました。これが「オープン化」です。若手のエンジニアやエンジニア志望の方には信じられないことかもしれませんが、オープン化が進展するまでは、一つのシステムのハードウェア、ソフトウェア全てを一社のベンダーが担うということが当然だったのです。よって、オープン化を実現できるノウハウや経験を持ったエンジニアは数が少なく、ニーズが高まりました。このニーズに応える形で「オープン系エンジニア」という言葉が広まっていったわけです。そして、オープン系エンジニアが、それまでの「業種」系エンジニアと大きく異なったのは、「他のエンジニアにはない能力を身に付けている」ことへの(ある意味で誤解とも言えるほどの)期待や憧れが集まったことです。

 今では「オープン」であることが当たり前になり、オープン系エンジニアという言い方を聞くことは少なくなりましたが、その代わりによく聞くようになったのが、「Web系、モバイル系エンジニア」という表現です。これはある意味では「オープン系」以前の「業種」系エンジニアに戻ったかのようにも見えますが、そうではないと思います。なぜなら、コンピュータの活用において「Web」と「モバイル」がキーファクターとしてどんどん重要なものになりつつあり、極端に言えば「オープン」を上回るトレンドと見ることができるからです。しかし、実際には「Web系とか行けたら」「モバイル系とかで稼ぎたい」というように安易に言われることも多いようです。

 では、Web系、モバイル系エンジニアは、そうでないエンジニアとは何かが違うのでしょうか? 仕事の重要性や社会的立場、エンジニアとしての優劣では全く差はないと思います。にもかかわらず、あえてこのような呼び方をし、多くの方が注目するのは、Web系、モバイル系が最先端といえる分野であり、この分野で勝負できるエンジニアで有り続けるためにはより大きなパワーが必要だからではないでしょうか。確かに、Web系、モバイル系においては次々と新しい技術が登場し、時には数年前までの常識が覆されることですらあります。特に、昨今のブロードバンドの普及とケータイの高機能化には、すさまじい勢いがあります。このようなWeb系、モバイル系の世界において、常に最新の技術情報をキャッチし、技術者としての知識と能力を磨いているエンジニアであることは、非常に厳しいことであり、また素晴らしいことだと言えるでしょう。

 このような書き方をすると「安易にWeb系、モバイル系エンジニアを目指したり、名乗ったりしてはいけない」というお説教だと誤解されるかもしれませんが、もちろん、そうではありません。逆に、Web系、モバイル系エンジニアを目指す方、自認する方には、そう名乗って戴きたいのです。そして「常に最新の技術情報をキャッチし、技術者としての知識と能力を磨いているエンジニア」になろうとしていること、あるいは、であることを周囲にアピールすることをお勧めします。当然、相当の覚悟が必要ですが、スキルアップの目標とイメージを自分にも周囲にもわかりやすい表現にすることは、その実現への道筋を照らす強い光になることでしょう。「こうなりたい」「こうありたい」という具体的なイメージだからです。Web系、モバイル系エンジニアは何かが違うのか、その答えは、他の業種の最先端分野にチャレンジする技術者にも共通するであろう「積極的な覚悟」だと思います。そして私はこのコラムをお読みの皆さんの「積極的な覚悟」を応援していきたいと思っています。

(第5回・了)

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