« ソフィア・クレイドルの高機能関数電卓BREWアプリ「psec」(3/12) | Main | モブキャストのオリジナル性が光るピアニスト犬(?)育成ゲーム(3/14) »

March 13, 2006

連載コラム第16回「ブログやSNSは『パーティ・トークの録音テープ』」をヒューマンリソシアホームページにて公開(3/13)

 今回はBREWに関する話題を離れまして、RunDog.orgの最新動向です。
 既報「ご愛読感謝!ヒューマンリソシア「ITコンサルタントコラム」が2年目に突入(12/5)」で紹介しましたとおり、前職の頃からつきあいのあった人材派遣、正社員紹介の会社である「ヒューマンリソシア」のホームページにおいて、2004年12月1日にオープンしたテクニカルサイトで、コラムを連載しています。
 「求められるスキル・資格とその実情~ システム分析から運用まで ~」というテーマで、私のソフトウェア開発企業でのエンジニア、プロジェクトマネージャ、採用担当者などの経験をベースに、昨今の情報を盛り込んでいくことで、今、求められているスキル・資格とその実情を、毎回テーマを決めて述べてみたいという趣向です。

 先日、その第16回「ブログやSNSは『パーティ・トークの録音テープ』」が公開となりました。
 今回は、学生さんからIT会社の社長や芸能人まで、数万人とも数十万人とも言われる書き手がいるブログと、ユーザ数が200万人以上いるというmixiに代表されるソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)を舞台に、これらを利用している方が陥りやすい罠をテーマにしました。
 その一つが、思慮の欠けたメッセージや、不用意な発言などによりトラブルを起こしたり、これがビジネスに影響したりすることです。
 こうならない為に、どういう心構えをすれば良いかを「パーティ・トークの録音テープ」というキーワードを用いて述べてみました。
 下記にてお読みください。

「ITコンサルタントが語る必要スキル - ヒューマンリソシア」
http://tec.resocia.jp/column_it/index.html

※ 2015/8 追記 上記サイトの移転再編に伴い、このコラムにアクセスできない状態が続いていますので、このブログに本文を掲載することにしました。なお、資格名などは掲載当時のものであることをご了承ください。

第16回 ブログやSNSは「パーティ・トークの録音テープ」

 日本におけるインターネットの本格的な普及が始まって約10年になります。そして、最近2、3年において、インターネットの活用度合いを大きくアップさせた要素をあげるとしたら、それは、ブログとソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)ではないでしょうか。
  ブログについては、学生さんからIT会社の社長や芸能人まで、数万人とも数十万人とも言われる書き手がいるそうで、毎日のように、日常の出来事を日記的に記したものから、技術情報の発信やオピニオンを述べるものまで、多様な情報が発信されています。私自身も、個人事務所名の「ランドッグ・オーグ平野正喜事務所」というビジネス指向のブログと、友人たちの芸能・芸術活動を紹介する「RAV(ランドッグ・アーチスト・ビュー)」という趣味指向のブログの2つを公開しています。前者については、公開してから丸2年で400本ほどを掲載し、毎週1000人以上の方に読んで戴いているようです。
 SNSとしては、ユーザ数が200万人以上という巨大な会員制のmixiや、ビジネス系SNSといわれる会員制のGREE、招待状無しに参加できるヒューマンアカデミーのコトパラなどが知られています。このサービスの中心は同好の人や同じ属性の人(好きな芸能人、出身地、出身校、職業など)が集うコミュニティやグループの機能で、私自身も、いくつかのコミュニティに参加するかたわら、母校である「小樽商科大学」や、著作がある「ケータイビジネス」に関するコミュニティなどを立ち上げています。また、SNSには、ブログと同様に日常の出来事を日記的に記す機能がありますが、ブログと異なり、誰が読んだかを「足跡」として確認したり、閲覧を知人や知人+知人の知人までに制限する機能がある場合もありますので、ブログに比べて気軽に書き記すことができることから人気を集めています。

 ということで、非常に多くの方の生活の一部になりつつあるブログとSNSですが、思慮の欠けたメッセージや、不用意な発言などにより、残念ながらトラブルの元になっている場合も多いようです。例えば、個人の日記に書かれた(書き手によっては)些細な愚痴や、コミュニティでの意見の相違が、拡大解釈されてビジネスのトラブルを引き起こしたという例を何度も聞いたことがあります。しかも、このようなトラブルは、インターネットの高速なデータ伝送により、即座に大規模に引き起こされることがあり、よって、収拾するのが事実上不可能な場合すらあります。これは、コンピューターと情報通信の技術進化が引き起こした悲劇の一つともいえるでしょう。

 とはいえ、この現象に近い問題は、ブログやSNSが普及する前、どころか、インターネットが普及する前のパソコン通信の時代から、小規模ながら発生していました。その当時から「文字だけのコミュニケーション」では、発言の口調が強調されやすく、メッセージの一部が引用されて一人歩きしやすいことは、(少なくとも参加してる人々には)周知の事実だったのです。にもかかわらず、トラブルは起こり続けてきたのです。

 さて、では、あなたがブログやSNSにメッセージを書き込む時に、どうすればトラブルを少しでも防ぐことができるのでしょうか。私は、実際にこのような相談を受けたことがあり、その時は「録音テープが残るパーティ・トークだと思いましょう」と答えました。これはどういうことかというと、各種のパーティにおいて、友人や知り合いと会話をしている状況を想定してみるとわかります。あなたと友人の横には友人の知り合いがいたり、あなたとは面識のない「知り合いの知り合い」がいるかもしれません。そして、パーティではお酒が入っていたり、そうでなくてもガヤガヤしていますから、大きな声になりがちですし、周囲を楽しませようとして誇張した話し方になりやすくなります。よって、これを聞いた「知り合いの知り合い」が、あなたの話に悪印象を持ったり誤解したりするかもしれませんし、ちょうど料理を取りにそばを通った人までもが、あなたの話を小耳に挟んでしまうかもしれません。

 まあ、パーティ・トークであれば、これらはその場の一幕で済んでしまうことがほとんどで、大きな問題になることは少ないでしょう。しかし、今回は、私が例えた通り「録音テープが残るパーティ・トーク」ですから厄介なのです。あなたが、その場の雰囲気で発した一言が録音されて残り、多くの人が再生する可能性があるテープになっている、それが、あなたがブログやSNSに書き込んだメッセージなのです。しかも困ったことに、インターネット上のメッセージはあっという間にコピーして他所に転送や転載をすることが可能です。あなたのメッセージが1分もしないうちに、悪意のあるコメントと共に、あなたの知らない数100人、数1000人に転送されてしまうかもしれません。

 かと言って、ブログやSNSへのメッセージには、ビジネス上の利点もありますし、友人やビジネス相手に自分の人となりを知ってもらうことで、深い人間関係を築くというメリットも大きいと思います。ですから、パーティ・トークをする様な気軽さを否定するわけではありません。しかし、そこには危険な面もあるのだということを忘れてはいけないという意味です。そして、メッセージは消すこともできますから、自分が書いたメッセージが、自分のビジネスに少しでもデメリットがありそうなら、直ぐに消去できるように、必ず読み直すことが必要でしょう。この時、あなたの現在の就職先、派遣先、顧客、得意先などだけではなく、あなたが将来したい仕事や関わってみたいビジネスも思い描いてみると良いと思います。
ちょっとした憂さ晴らしが取り返しのつかない後悔につながらないように、そして、あなたとあなたの大事な人たちを守るために、あなたの魅力を伝える「粋なパーティ・トークの録音テープ」のみを残しましょう。

|

« ソフィア・クレイドルの高機能関数電卓BREWアプリ「psec」(3/12) | Main | モブキャストのオリジナル性が光るピアニスト犬(?)育成ゲーム(3/14) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/27993/9077188

Listed below are links to weblogs that reference 連載コラム第16回「ブログやSNSは『パーティ・トークの録音テープ』」をヒューマンリソシアホームページにて公開(3/13):

« ソフィア・クレイドルの高機能関数電卓BREWアプリ「psec」(3/12) | Main | モブキャストのオリジナル性が光るピアニスト犬(?)育成ゲーム(3/14) »