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March 27, 2006

BREWでリアルタイムネットワーク対戦ゲームを実現するフレームワーク"Spear"(3/27)

 「BREW JAPAN.COM」においてBREWに関わるキーパーソンがそれぞれの立場からBREWを語る場として注目されている「BREWコラム」、今回は、最近掲載されたコラムから、(株)吉田鎌ヶ迫の取締役副社長である鎌ヶ迫正俊さんの「ケータイ初の実用P2Pフレームワーク"Spear"」を紹介しましょう。
 既報「「A列車で行こうEZ」など、注目BREWゲームアプリ情報[1月下旬~2月中旬](2/24)」で紹介しましたパズルゲーム「パズルボブルONLINE!」は、この"Spear"フレームワークが採用されています。

 同社が開発した"Spear"フレームワークは、BREW実行環境上でTCP/IPプロトコルを用いたケータイP2P通信を実現するための、サーバテクノロジとライブラリのセットです。
 ケータイP2Pでは、P2Pの高速性に加えて、ケータイとケータイが直接通信できますので、ネットワークゲームに起こりやすい、利用者増加によるボトルネック(情報の渋滞)の発生を避けることができます。
 コラムによると、この"Spear"フレームワークの実行環境としてBREWを選択したことは「必然」だったとのことで、ケータイP2P通信の実現に必要不可欠な要素がBREW APIを介して実現可能であり、BREWアプリの実行スピードの速さとケータイP2Pにより「真のリアルタイムネットワーク対戦ゲームがケータイ上で実現」したと記されています。

 私は、このフレームワークはリアルタイムネットワーク対戦ゲームだけではなく、ビジネスアプリでも活用される可能性を感じています。
 例えば営業支援システムや、物流システムにおいて、ボトルネックの起こりやすい場面をケータイP2Pに置き換えることで、サーバの負荷とトラフィックの集中を分散できるのではないでしょうか。
 「前人未踏のケータイP2P」を実現するこのフレームワークが、今後のBREWアプリの開発生産性と実行スピードを押し上げていくことに期待したいと思います。
 詳しくは下記からコラム本文をご覧下さい。

【BREWコラム】ケータイ初の実用P2Pフレームワーク "Spear"
株式会社吉田鎌ヶ迫 取締役副社長 鎌ヶ迫 正俊氏
[ http://www.brewjapan.com/column/bn/047.html ]

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March 25, 2006

富士通とKDDIが無線LAN搭載の企業向けBREWケータイソリューションで協業(3/25)

 3月7日、富士通とKDDIはニュースリリース「無線LAN対応のau携帯電話を活用したモバイルソリューションで協業 ~無線LAN対応のau携帯電話と富士通のIPテレフォニーシステムによりオフィスのテレフォニー環境を変革~」を発表しました。
 これは、無線LAN機能搭載の企業向けBREWケータイである「E02SA」を活用したモバイルソリューションに関して両社が協業し、顧客のワークスタイルの変革をサポートしようというものです。

 富士通というと、ドコモFOMAのFシリーズ等で知られ、BREWケータイには関わっていない端末メーカーですが、実は、国内で初めて、マルチキャリア対応の無線LANデュアルシステムを実現しています。
 富士通に限らず、企業向けソリューションにおいては、一般消費者向けとは異なるスタンスや連携、戦略を見せる企業は少なくありません。
 特に学生さんに多いのですが、企業がCMなどで見せる一般消費者向けのメッセージだけを根拠に「この会社とあの会社は仲が良いので…」というような思い込みをする方がいるようです。
 しかし、既報「松下のBREWアプリをリモート起動する位置確認ソリューション(3/5)」で紹介しました松下グループを見てもわかるように、BREWの能力を活かして、キャリアやデバイスの種類を超えたサービスを提供する動きが表面に出てきています。
 私自身も、けっして先入観に囚われることなく、今後の動静をウォッチしていきたいと思っています。

 今回のニュースリリース全文は下記でご覧下さい。

KDDI ニュースリリース (2006年3月7日)
無線LAN対応のau携帯電話を活用したモバイルソリューションで協業
~無線LAN対応のau携帯電話と富士通のIPテレフォニーシステムによりオフィスのテレフォニー環境を変革~
[ http://www.kddi.com/corporate/news_release/2006/0307a/index.html ]

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March 24, 2006

和泉サイバーネットの東村さんによる「てくの電卓」ブログ(3/24)

 こちらでの紹介が遅れてしまいましたが、2月28日、和泉サイバーネットの代表取締役である東村武則さんが「てくの電卓」ブログを開設しました。
 昨年の既報「世界初の携帯用プログラム関数電卓BREWアプリ「てくの電卓」への期待(11/9)」で紹介しましたとおり、和泉サイバーネットはBREWアプリ「てくの電卓」を開発している先端デベロッパーです。

 「てくの電卓」ブログにはすでに「何故いまさら電卓なのか」「全ては電卓から始まった」等が掲載されており、BREWアプリのデベロッパーとしてのビューやオピニオンを知ることができます。
 最新である3/20の記事「perlから『てくの電卓』への変換」では、この日から無償配布されているperlプログラムからicl(てくの電卓の記述言語)への変換プログラム「perl2icl.pl」を取り上げ、一例として、マンデルブロ集合の計算プログラムの変換結果を公開されてしています。
 私自身も古い技術屋ですので、高価なものばかりだったUNIXワークステーションの事実上の能力指標として、マンデルブロ集合の計算が用いられていたことは覚えています。
 これがケータイの世界で可能なのですから、コンピューターの進化のスピードに慄然とするばかりです。
 次回では「perlとICL、そして、PHPとの実行速度の比較」を掲載してくださるとのこと、楽しみです。

 このブログで何度も取り上げさせていただいたソフィア・クレイドル社長の杉山和徳さんのブログ「永遠の企業をめざして」や、リヴィール ラボラトリCOOの田中泰生さんのブログ「もち肌ビジネスマン奮闘記」などもそうですが、先端のテクノロジーリーダーでもある企業経営者の方が、それぞれのビューやオピニオンを世界に発信するブログが増えてきています。
 俗に言う「社長ブログ」の中には、「何を食べた」だの「アイドルと逢った」だのといった自慢や、「疲れた」だの「寝てない」だのといった愚痴ばかりのものもありますが、企業の顔として情報を発信する重要性を理解している方のブログには、他のメディアにはないパワーやリアルな読み応えがあります。

 なお、2月28日に掲載された初回「てくの電卓」では、拙著やこのブログについても紹介して戴きました。ありがとうございます。
 ブログ「てくの電卓」へは下記からどうぞ。

東村武則さん(和泉サイバーネット)のブログ「てくの電卓」
[ http://calc.cocolog-nifty.com/blog/ ]

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March 19, 2006

ソフィア・クレイドルがBREWケータイにWeb 2.0向けXML技術を実装(3/19)

 3月15日、ソフィア・クレイドルはニュースリリース「携帯電話Web 2.0向けXMLソフトウェア技術をBREW上に実装 ~ 携帯電話で世界初、XML文書構造を定義するDTDとXMLSchemaをサポートしたXMLパーサを実現 ~」を発表しました。
 これは、BREW上においてXML文書構造を定義するDTDとXMLSchemaをサポートし、DOMだけでなくSAXにも対応したXMLパーサを開発したというものです。
 このXMLパーサ"pself"(ピーセルフ)は、BREW上においてこれらの技術をサポートするものとしては世界初といわれており、特に、DTDとXML Schemaのサポートは携帯電話では世界初とのことです。

 BREWでのXMLの活用については、既報「「SOAP+salesforce.comがBREWで実現できた理由」がITmedia「BREW最新事情」に掲載(9/17)」で紹介しましたとおり、WEBサービスとダイレクト通信を実現する機能、ケータイ端末内でSOAP/XML文書を解析生成する機能を備えたモジュール「SOAP on BREW」が知られています。
 "pself"は、DTDやXML Schemaをサポートすることにより、このSOAPに加えて、WSDL、UDDIなどのWebサービスにアクセスする機能を簡単に実装できるのが特長の一つです。
 ソフィア・クレイドルは、この技術の具体的な応用例として、「携帯電話Web 2.0 サンプルアプリ」を3月15~16日に京都市にて開催された「第5回ケータイ国際フォーラム展示会」にて、ソースコードをつきで出展しました。
 このサンプルアプリは、オンライン書店としてAmazonのWebサービスが提供している商品情報にアクセスするBREWアプリで、書籍のISBNバーコードをBREWケータイのカメラで自動認識し、AmazonのWebサーバーにそのISBNを送信して、返ってきたXML形式の商品情報を解析して表示するものです。

 このブログもそうですが、mixiに代表されるSNSなども含めて、いわゆるWeb 2.0と呼ばれる「Web自体をアプリケーションのプラットフォームと見なしたソフトウェア技術やサービス」がインターネットの世界で急速に広まりつつあります。
 BREWケータイをこれらのサービスのクライアントとして、フル活用する上で、今回の技術は注目すべきトピックでしょう。
 今後の展開に注目したいと思います。

ソフィア・クレイドル プレスリリース 2006年3月15日
世界初、携帯電話 Web 2.0 向け XML ソフトウェア技術を BREW 上に実装
[ http://www.s-cradle.com/news/pressrelease/2006/20060315.html ]

ITメディア・ビジネスモバイル「BREW最新事情」
SOAP+salesforce.comがBREWで実現できた理由
[ http://www.itmedia.co.jp/enterprise/mobile/articles/0509/16/news047.html ]

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March 14, 2006

モブキャストのオリジナル性が光るピアニスト犬(?)育成ゲーム(3/14)

 3月2日、モブキャストはプレスリリース「au BREW対応『100円-mobGame-』が戌年に贈る! もしも、ピアノが弾けたならワン! 愛犬がアナタのためにピアノを弾く育成ゲーム「イヌいぬ」」を発表しました。
 これは、自分の愛犬をピアノ犬として成長させていく、育成シミュレーション・ゲームで、他に類を見ない個性的なBREWゲームアプリです。

 なんとも個性的なのがゲームの設定で、読譜力を鍛えるために音楽書を読ませ、リズム感を磨くために太鼓を叩かせ、音感を鍛えるために着メロを作成させるという、育成ゲームの王道といえる経験値向上の要素に加え、野外リハーサルや着メロ作成で稼いだお金でアイテム購入という「音楽犬」としての金策要素もあります。
 そして、面白いのが「プレッシャー」と「野生化」で、
・プレッシャーに負けて愛犬が病に臥せってしまうこともがある
・しかし、適度なプレッシャーは成長を促す
・過酷な練習を重ねていくうちにどんどん野生化して、家出してしまうこともある
・しかし、野生化した愛犬は本番で普段以上の力を発揮する
という、二律背反した育成と芸術の有り様(?)を感じさせてくれます。

 既報「モブキャストの1月の新作BREWゲーム「開けるなキケン!」の個性的な操作性(2/11)」などでも紹介しましたとおり、モブキャストは個性的で秀逸な低価格ゲームアプリを次々と発表しています。
 また、私が教壇に立っているヒューマンアカデミー・ゲームカレッジの学生諸君の企画をゲーム化するなど、ダイナミックなゲーム開発でも注目されています。
 今後の展開が楽しみです。

 詳しくはニュースリリースをご覧下さい。

News2UNet (プレスリリース) 3月2日、モブキャスト
au BREW対応『100円-mobGame-』が戌年に贈る!
もしも、ピアノが弾けたならワン!
愛犬がアナタのためにピアノを弾く育成ゲーム「イヌいぬ」
[ http://www.news2u.net/NRR200610373.html ]

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March 13, 2006

連載コラム第16回「ブログやSNSは『パーティ・トークの録音テープ』」をヒューマンリソシアホームページにて公開(3/13)

 今回はBREWに関する話題を離れまして、RunDog.orgの最新動向です。
 既報「ご愛読感謝!ヒューマンリソシア「ITコンサルタントコラム」が2年目に突入(12/5)」で紹介しましたとおり、前職の頃からつきあいのあった人材派遣、正社員紹介の会社である「ヒューマンリソシア」のホームページにおいて、2004年12月1日にオープンしたテクニカルサイトで、コラムを連載しています。
 「求められるスキル・資格とその実情~ システム分析から運用まで ~」というテーマで、私のソフトウェア開発企業でのエンジニア、プロジェクトマネージャ、採用担当者などの経験をベースに、昨今の情報を盛り込んでいくことで、今、求められているスキル・資格とその実情を、毎回テーマを決めて述べてみたいという趣向です。

 先日、その第16回「ブログやSNSは『パーティ・トークの録音テープ』」が公開となりました。
 今回は、学生さんからIT会社の社長や芸能人まで、数万人とも数十万人とも言われる書き手がいるブログと、ユーザ数が200万人以上いるというmixiに代表されるソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)を舞台に、これらを利用している方が陥りやすい罠をテーマにしました。
 その一つが、思慮の欠けたメッセージや、不用意な発言などによりトラブルを起こしたり、これがビジネスに影響したりすることです。
 こうならない為に、どういう心構えをすれば良いかを「パーティ・トークの録音テープ」というキーワードを用いて述べてみました。
 下記にてお読みください。

「ITコンサルタントが語る必要スキル - ヒューマンリソシア」
http://tec.resocia.jp/column_it/index.html

※ 2015/8 追記 上記サイトの移転再編に伴い、このコラムにアクセスできない状態が続いていますので、このブログに本文を掲載することにしました。なお、資格名などは掲載当時のものであることをご了承ください。

第16回 ブログやSNSは「パーティ・トークの録音テープ」

 日本におけるインターネットの本格的な普及が始まって約10年になります。そして、最近2、3年において、インターネットの活用度合いを大きくアップさせた要素をあげるとしたら、それは、ブログとソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)ではないでしょうか。
  ブログについては、学生さんからIT会社の社長や芸能人まで、数万人とも数十万人とも言われる書き手がいるそうで、毎日のように、日常の出来事を日記的に記したものから、技術情報の発信やオピニオンを述べるものまで、多様な情報が発信されています。私自身も、個人事務所名の「ランドッグ・オーグ平野正喜事務所」というビジネス指向のブログと、友人たちの芸能・芸術活動を紹介する「RAV(ランドッグ・アーチスト・ビュー)」という趣味指向のブログの2つを公開しています。前者については、公開してから丸2年で400本ほどを掲載し、毎週1000人以上の方に読んで戴いているようです。
 SNSとしては、ユーザ数が200万人以上という巨大な会員制のmixiや、ビジネス系SNSといわれる会員制のGREE、招待状無しに参加できるヒューマンアカデミーのコトパラなどが知られています。このサービスの中心は同好の人や同じ属性の人(好きな芸能人、出身地、出身校、職業など)が集うコミュニティやグループの機能で、私自身も、いくつかのコミュニティに参加するかたわら、母校である「小樽商科大学」や、著作がある「ケータイビジネス」に関するコミュニティなどを立ち上げています。また、SNSには、ブログと同様に日常の出来事を日記的に記す機能がありますが、ブログと異なり、誰が読んだかを「足跡」として確認したり、閲覧を知人や知人+知人の知人までに制限する機能がある場合もありますので、ブログに比べて気軽に書き記すことができることから人気を集めています。

 ということで、非常に多くの方の生活の一部になりつつあるブログとSNSですが、思慮の欠けたメッセージや、不用意な発言などにより、残念ながらトラブルの元になっている場合も多いようです。例えば、個人の日記に書かれた(書き手によっては)些細な愚痴や、コミュニティでの意見の相違が、拡大解釈されてビジネスのトラブルを引き起こしたという例を何度も聞いたことがあります。しかも、このようなトラブルは、インターネットの高速なデータ伝送により、即座に大規模に引き起こされることがあり、よって、収拾するのが事実上不可能な場合すらあります。これは、コンピューターと情報通信の技術進化が引き起こした悲劇の一つともいえるでしょう。

 とはいえ、この現象に近い問題は、ブログやSNSが普及する前、どころか、インターネットが普及する前のパソコン通信の時代から、小規模ながら発生していました。その当時から「文字だけのコミュニケーション」では、発言の口調が強調されやすく、メッセージの一部が引用されて一人歩きしやすいことは、(少なくとも参加してる人々には)周知の事実だったのです。にもかかわらず、トラブルは起こり続けてきたのです。

 さて、では、あなたがブログやSNSにメッセージを書き込む時に、どうすればトラブルを少しでも防ぐことができるのでしょうか。私は、実際にこのような相談を受けたことがあり、その時は「録音テープが残るパーティ・トークだと思いましょう」と答えました。これはどういうことかというと、各種のパーティにおいて、友人や知り合いと会話をしている状況を想定してみるとわかります。あなたと友人の横には友人の知り合いがいたり、あなたとは面識のない「知り合いの知り合い」がいるかもしれません。そして、パーティではお酒が入っていたり、そうでなくてもガヤガヤしていますから、大きな声になりがちですし、周囲を楽しませようとして誇張した話し方になりやすくなります。よって、これを聞いた「知り合いの知り合い」が、あなたの話に悪印象を持ったり誤解したりするかもしれませんし、ちょうど料理を取りにそばを通った人までもが、あなたの話を小耳に挟んでしまうかもしれません。

 まあ、パーティ・トークであれば、これらはその場の一幕で済んでしまうことがほとんどで、大きな問題になることは少ないでしょう。しかし、今回は、私が例えた通り「録音テープが残るパーティ・トーク」ですから厄介なのです。あなたが、その場の雰囲気で発した一言が録音されて残り、多くの人が再生する可能性があるテープになっている、それが、あなたがブログやSNSに書き込んだメッセージなのです。しかも困ったことに、インターネット上のメッセージはあっという間にコピーして他所に転送や転載をすることが可能です。あなたのメッセージが1分もしないうちに、悪意のあるコメントと共に、あなたの知らない数100人、数1000人に転送されてしまうかもしれません。

 かと言って、ブログやSNSへのメッセージには、ビジネス上の利点もありますし、友人やビジネス相手に自分の人となりを知ってもらうことで、深い人間関係を築くというメリットも大きいと思います。ですから、パーティ・トークをする様な気軽さを否定するわけではありません。しかし、そこには危険な面もあるのだということを忘れてはいけないという意味です。そして、メッセージは消すこともできますから、自分が書いたメッセージが、自分のビジネスに少しでもデメリットがありそうなら、直ぐに消去できるように、必ず読み直すことが必要でしょう。この時、あなたの現在の就職先、派遣先、顧客、得意先などだけではなく、あなたが将来したい仕事や関わってみたいビジネスも思い描いてみると良いと思います。
ちょっとした憂さ晴らしが取り返しのつかない後悔につながらないように、そして、あなたとあなたの大事な人たちを守るために、あなたの魅力を伝える「粋なパーティ・トークの録音テープ」のみを残しましょう。

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March 12, 2006

ソフィア・クレイドルの高機能関数電卓BREWアプリ「psec」(3/12)

 3月8日、ソフィア・クレイドルはプレスリリース「数式が入力できる高機能な関数電卓BREWアプリ"psec"を開発 ~ BREWで使えない数学関数をサポートし、商用レベルの関数電卓BREWアプリのソースコードも公開 ~」を発表しました。
 これは、三角関数や指数関数などの数学関数が使えないという制限のあるBREWケータイを機能補完するテクノロジーの応用例です。
 特に、暗号化や生体認証、株価予測などの高度なBREWアプリの開発には、数学関数の必要性が高く、今回の同社の発表は世界的なBREWアプリ開発の高度化に貢献するものと言えるでしょう。

 BREWによる関数電卓としては、昨年の既報「世界初の携帯用プログラム関数電卓BREWアプリ「てくの電卓」への期待(11/9)」で紹介しました和泉サイバーネットが知られています。
 BREWアプリの応用範囲が広がる中で、アプリの「基礎体力」の一つである計算力を高めるソリューションと、これを活かすBREWアプリの登場に期待したいと思います。

 詳しくは下記のプレスリリースをご覧下さい。

ソフィア・クレイドル プレスリリース (2006年3月8日)
数式が入力できる高機能な関数電卓BREW アプリ "psec" を開発
~ BREWで使えない数学関数をサポートし、商用レベルの関数電卓BREWアプリのソースコードも公開 ~
[ http://www.s-cradle.com/news/pressrelease/2006/20060308.html ]

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March 11, 2006

mimiのBREWエクステンション「JPEG ENCODER for BREW」とマルチメディア・ケータイの進化・普及(3/11)

 mimiは今月1日、BREWエクステンション(拡張機能部品)である「JPEG ENCODER for BREW」を発表しました。
 これは、内蔵カメラの画素数アップなどによりサイズが巨大化している、ケータイ内部の静止画像を、世界標準の高圧縮形式であるJPEGに変換する仕組みをBREWエクステンション化することで効率化するものです。

 internet.com発の記事によると、「JPEG ENCODER for BREW」は、ケータイ端末依存などの理由からBREWのAPIを利用したJPEG形式の画像圧縮ができない機種においても、ソフトウエア処理により JPEG形式への圧縮を容易に行うことを可能にするとのことです。
 また、圧縮強度の選択により、用途に合わせて画質を変える(画質を下げることでファイルサイズを節約する)ことが可能です。

 静止画と動画のカメラ機能、音楽再生機能、TVやFMラジオの受信機能など、ケータイのマルチメディア端末化が進展する中で、巨大になりがちなマルチメディアデータを圧縮・伸張する技術が注目されています。
 しかし、旧来、PCで行なわれたハードウェアの追加によるマルチメディア対応は、ケータイでは実質的に不可能であり、マルチメディア処理の多くをできる限り少ないCPUとソフトウェアだけで実現することが求められています。
 先ごろ発売されたコンパクトミュージックBREWケータイ「W41SA」においては、テクノマセマティカルによるJPEG画像圧縮ソフトウェア、MPEG-4ビデオ再生ソフトウェア等を含む「圧縮・伸張ソフトウェアパッケージ」が採用されたことが発表されました。
 テクノ マセマティカルの発表によると、このパッケージも「要望にあわせてパッケージの内容を選択することが可能」とのことで、ケータイ及びアプリの開発効率化への貢献が期待できます。

 マルチメディア・ケータイの進化と普及が進む昨今において、両社に代表される高い技術力を持つデベロッパーの活躍が楽しみです。
 詳しくは、下記のニュースメディアの記事とニュースリリースをご覧下さい。

internet.com 2006年3月1日
mimi、BREW 用の JPEG エンコーダエクステンションを発表
[ http://japan.internet.com/allnet/20060301/5.html ]

ニュースリリース
三洋電機、コンパクトミュージックケータイ(W41SA)にテクノ マセマティカルの「圧縮・伸張ソフトウェアパッケージ」を採用
[ http://www.tmath.co.jp/html/news/news20060301.html ]

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March 10, 2006

米クアルコムCEOポール・ジェイコブス氏が語ったMediaFLOとBREW(3/10)

 今月1日~2日の2日間、米クアルコムはケータイ向け放送プラットフォームである「MediaFLO」の技術的な概要や米国での動向などを紹介する報道関係者向けプライベートイベント「MediaFLO Day」を開催しました。
 私は残念ながら参加できませんでしたが、ケータイWatch、ITメディア ビジネスモバイルがその模様と、CEOであるポール・ジェイコブス氏へのインタビュー記事を掲載しましたので、それらからBREW関連のポイントを紹介します。

 拙著「ケータイビジネスを革新する技術 BREW」におけるロング・インタビューでも記しました通り、ポール・ジェイコブス氏はBREWの生みの親というべき存在であり、その後、CEOに就任し、クアルコム社の顔としても、全世界のケータイテクノロジーのキーパーソンの一人として知られています。
 また、「先進的な日本市場には常に注目している」とのことで、同社日本法人との緊密な連携を取っている様子が伺えます。

 今回のインタビュー記事では、
・立ち上げ時のMediaFLOのユーザーインターフェイスはBREWで構築されている
・MediaFLOとBREWは将来より密接に結びつく
・MediaFLOはBREWなしでも動作する
などが、明らかになりました。
 これは、私自身が以前から感じていた「MediaFLOとBREWが独立かつ補完の関係となる可能性」について、裏打ちが得られた印象があります。

 BREWをここまで育て上げたポール・ジェイコブス氏が、もう一つの武器であるMediaFLOをフル活用してどういう絵を描くのか、注目したいと思います。
 詳しくは、各ニュースサイトの記事をご覧下さい。
 また、MediaFLOに関する解説が、ケータイWatch「ケータイ用語の基礎知識」に掲載されています。

ケータイWatch
【MediaFLO Day】ジェイコブスCEOにMediaFLOを聞く
[ http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/event/28079.html ]

ITメディア ビジネスモバイル
Qualcomm CEO、「先進的な日本市場には常に注目している」
[ http://www.itmedia.co.jp/enterprise/mobile/articles/0603/06/news007.html ]

●ケータイ用語の基礎知識 第265回:MediaFLO とは
[ http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/keyword/28126.html ]

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【謹告】拙著「Eclipse辞書」のamazonにおける著者名誤変更は解決/お買い求めガイド

ココログのメンテ及びトラブルのため、告知が大幅に遅れましたが、やっと解決に向かいました。
皆様のご協力、ご声援に感謝いたします。

なお、現在Web上からアクセスできる主な書店各社、書籍販売サイトの直通URLは以下の通りです。
本書のお求めは、ご都合の良いサイト、書店にてどうぞ。

SEshop.com/商品詳細:Eclipse辞典
[ http://www.seshop.com/detail.asp?pid=6765 ]

ビーケーワン:Eclipse辞典
[ http://www.bk1.co.jp/product/2652089 ]

Eclipse辞典 コンピュータ書籍専門ネット書店 cbook24
[ http://www.cbook24.com/bm_detail.asp?sku=4798110639 ]

翔泳社 Eclipse辞典:ヨドバシ・ドット・コム
[ http://www.yodobashi.com/enjoy/more/i/51341205.html ]

Yahoo!ブックス - Eclipse辞典 プラグイン&カスタマ - 平野 正喜 著
[ http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31676145 ]

【楽天市場】Eclipse辞典:楽天ブックス
[ http://item.rakuten.co.jp/book/3983078/ ]

Eclipse辞典 紀伊國屋書店BookWeb
[ http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9980518626 ]

セブンアンドワイ
[ http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=R0177538 ]

Eclipse辞典―プラグイン&カスタマイズ機能逆引きリファレンス - 新刊・中古本同時購入のライブドアブックス - livedoor
[ http://books.livedoor.com/item_detail&id=2534527&category_id=5180.html ]

オンライン書店 boople.com 本 Eclipse辞典/平野正喜
[ http://www.boople.com/bst/BPdispatch?nips_cd=9980518626 ]

ブックモールPC ショッピング【書籍詳細】
[ http://pc.bookmall.co.jp/search/info.php?Code=0000001221022&PCID=aaad1f06edbd8eb53433100af6e9553b ]

ジュンク堂書店 Eclipse辞典
[ http://www.junkudo.co.jp/detail2.jsp?ID=0106512099 ]

Amazon.co.jp:Eclipse 辞典DESKTOP REFERENCE 本
[ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798110639/rundogorgbyma-22 ]

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March 08, 2006

RunDog謹製書籍第2弾「Eclipse辞典」発売(3/7)

 既報「RunDog謹製書籍第2弾「Eclipse辞典」が3/7に発売(2/19)」にてお知らせの通り、拙著「Eclipse辞典」が、翔泳社から¥2,709(税込)にて発売されました。
 この技術書は、「XML辞典」「UNIXシェルスクリプト辞典」「正規表現辞典」などで知られる「DESKTOP REFERENCEシリーズ」の1冊であり、RunDog謹製としては、「ケータイビジネスを革新する技術 BREW」に続く2冊目の書籍となります。

 フリーなプログラム開発ツール&環境である「Eclipse」を既に利用されている方、これから試してみようという方の双方に貢献できるレファレンスを目標に執筆しました。
 以下、2/19分からの再掲になりますが、本書のコンセプトと執筆経緯です。

実は、数年前から(つまり「BREW」に関わる以前から)、これからプログラム開発を勉強したいという方向けに、Eclipseに関する書籍を書かせてもらえないかと、何度か出版社各社に提案していたのですが、相手にされずボツ続きでした。  しかし、ジタバタしながら待っていれば(これが大事)いつか果報は来るもので、昨年、とある縁から「Eclipseのカスタマイズとプラグインに関する機能逆引きリファレンスを」という依頼が舞い込み、「是非とも!」と書かせて戴くことにしたのです。  ところが、書き出してみると、「大分類・中分類どころか、小分類の内側の一項目ですら、あれも書きたい、これも書きたい」病に襲われてしまい、見本版の下書きの作成時点で、このままだと小分類一つ仕上げるのに1年かかってしまうことがわかってきました。  しかも、Eclipseとその周辺ツールは毎年がんがんバージョンアップしており、バージョン間の非互換性の壁にぶち当たって、途中まで書いた原稿をドサっとボツにしたりと、難航しまくる執筆を毎日の朝・昼・夜の講義の合間に続けていたのでした。  結果的に、書きたかったことの一部を大胆に捨て、残った部分を基礎から丁寧に丁寧に書き続けていたら、472ページになってしまったわけです。  本書にこの「私が大胆に捨てた部分」を期待した方には、酷評されるかもしれませんが、まあ、それは仕方がないことと事務所の片隅で涙しつつ、読者の皆さんのお仕事や勉強に少しでも貢献できる書籍になっていたら、これほど嬉しいことはありません。

 なお、既報「【緊急謹告】アマゾンにおける拙著「Eclipse辞典」の著者名誤記について」にてお知らせしましたとおり、アマゾン及びそのデータを使用しているサイトにおいては、著者名が誤記されており、残念至極なことに、そのままで発売を迎えてしまいました。
 3/2~3頃に突然著者名表記が誤った内容に変更され、当方及び出版社である翔泳社から至急の訂正を依頼していましたが、大変遺憾ですが発売に間に合いませんでした。
 本書および当方にご興味をお持ちの皆様には、誤解を招く状態のままでの発売で、申し訳ありません。
 また、著者レビューのアマゾンへの投稿についても、この異常が解消されてからになりますので、ご理解とご了承を宜しくお願い致します。
※ アマゾン(及びそのデータを使用しているサイト)以外では、問題はありませんので、著者レビューまたは類するメッセージの投稿を順次進めていきます。

 本書およびDESKTOP REFERENCEシリーズにつきましては、下記から翔泳社のホームページをご覧ください。

翔泳社
SEshop.com/商品詳細:Eclipse辞典
[ http://www.seshop.com/detail.asp?pid=6765 ]

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March 06, 2006

ソフトバンククリエイティブ「Cマガジン」を休刊(3/6)

 ソフトバンククリエイティブは、1989年に創刊した月刊誌「C MAGAZINE」を2006年4月号で休刊することを発表しました。
 この雑誌を創刊当時に数年間愛読し、その後も注目記事がある都度購読してきた私には、休刊は衝撃的であり、残念な気持ちで一杯ですが、同じ時期(1988年)に創刊した朝日新聞社の「ASAHIパソコン」も休刊とのことで、時流と考えざるを得ないのかもしれません。

 プログラミング技術情報誌の老舗の一つである「Cマガジン」は、IT企業でエンジニアをしていた頃からお世話になっていた雑誌で、1990年代には当方謹製のフリーソフトウェアを掲載・紹介して戴いたこともあります。
 また、つい先頃発売された2月号(1月18日発売)では、日立ソフトの福田英徳さんによる「C/C++言語で作るau EZアプリ BREWによる携帯電話アプリケーション開発入門」が掲載されましたので、既報「発売中のCマガジンに日立ソフト・福田さんのBREW開発入門掲載(1/25)」で紹介しています。

 コンピューター系の老舗雑誌が少しずつ減っていく中で、是非とも発行し続けて貰いたかったのですが、まずはこれまでの長期に渡る発刊に対して、御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

C MAGAZINE
「休刊のお知らせ」のあるトップページ
[ http://www.cmagazine.jp/index.html ]

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March 05, 2006

松下のBREWアプリをリモート起動する位置確認ソリューション(3/5)

 先月27日、松下電器産業は、BREWケータイ向けのGPS機能を利用した位置情報検索サービス「どこでも知り隊」を3月9日から開始することを発表しました。
 これは、GPS機能を持つBREWケータイの位置を各キャリアのケータイやパソコンで確認できる位置情報サービスで、あらかじめ登録しておけば、位置確認をされる時にケータイを操作する必要がないため、児童や高齢者の保護にも活用できるのが特長です。

 位置確認の問合せを行なうには、BREWケータイに専用アプリをダウンロードし、問合せを許可するメールアドレスを登録しておきます。
 問合せをする側は、専用ホームページに、問い合わせたいBREWケータイの電話番号と、自分のメールアドレス、パスワードを入力します。
 すると、センターからの通信により、BREWケータイ上のアプリが自動起動してGPSに接続し、自分の位置情報を入手して返しますので、センターはその返答を地図のURLとして問合せをした側にメールで返すという仕組みです。
 問合せをした側は、メールを受け取ってURLを開くだけで、相手の位置情報が書き込まれた地図を見ることができるわけですから、BREWケータイでなくてもOKで、メール受信とWebブラウザ機能を持つケータイであば、他のキャリアでも構いませんし、PCからでも問合せが可能です。
 しかも、BREWケータイ側は、問合せを許可するメールアドレスと確認できれば、利用者が何もしなくてもアプリを自動起動してサービスを実行しますので、児童や高齢者がトラブルにあった可能性がある場合に、保護者や家族がリモートから位置情報を得ることができるわけです。

 最近ではドコモのケータイを提供するメーカーの代表格として知られる松下グループですが、BREWの関わりは深く、2002年3月に日本初のBREWケータイ「C3003P」を製造したのは松下通信工業(現在のパナソニックモバイルコミュニケーションズ)でした。
 BREWの能力を活かして、キャリアやデバイスの種類を超えたサービスを提供する動きとして、今後の動きに注目したいと思います。

 詳しくは各ニュースサイトの関連記事をご覧ください。

ケータイ Watch
松下、他キャリアからも検索可能なGPS位置確認サービス
[ http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/27976.html ]

インターネットコム
松下、au向け 位置情報検索サービス「どこでも知り隊」を開始
[ http://japan.internet.com/allnet/20060227/4.html ]

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【緊急謹告】アマゾンにおける拙著「Eclipse辞典」の著者名誤記について

 今回はBREW関連ではなく、RunDog.orgからのお知らせです。

 既報「RunDog謹製書籍第2弾「Eclipse辞典」が3/7に発売(2/19)」にてお知らせの通り、拙著としては「ケータイビジネスを革新する技術 BREW」に続く2冊目の書籍「Eclipse辞典」の発売が決まり、表紙画像がアマゾンにて先行公開され、予約受け付けがスタートしています。
 しかし、非常に驚いたことに、3/2~3頃にどういうわけか著者名表記が誤った内容に変更されてしまいました
 さっそく、アマゾンに対して修正依頼を送ると共に、対応を検討していますが、今のところ、誤記のままの状態です。
 このブログをご覧の皆様には、誤解を招く状態のままで申し訳ありませんが、ご了承とご理解を宜しくお願い致します。
 状況が変わり次第、この記事へのコメント等にてお知らせします。

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March 03, 2006

ソフィア・クレイドルのBREWアプリ・プロファイリングツール「MIHAI3」(3/3)

 今月1日、ソフィア・クレイドルは、同社が開発したBREWアプリ・プロファイリングツール「MIHAI3」を第5回ケータイ国際フォーラムに出展することを公表しました。
 プロファイリングツール(プロファイラ)とは、コンピュータとプログラムの動作を解析し、動作スピードやメモリ・CPUの使用量などを改善、適正化するためのデータやアドバイスを得るユーティリティです。
 ちなみに、来週発売の拙著「Eclipse辞典」においても、Eclipse上でJavaプログラムのプロファイリングを行なうツールを紹介し、その使い方を詳細解説しています。

 ソフィア・クレイドル社長の杉山和徳さんのブログ「永遠の企業をめざして」によると、「MIHAI3」は世界初のBREWプロファイリングツールで、全世界向け製品として提供するとのことです。
 非力なCPUと少ないメモリという厳しい制限の上で動作するケータイアプリにとって、メモリ・CPUの使用量の適正化は重要なテーマであり、動作の速さ、特に立ち上がりのスピードは、ユーザの利用感や印象を大きく左右します。
 にもかかわらず、これまでのケータイアプリ開発環境には「一体全体、アプリの何処にパフォーマンスやメモリサイズのボトルネックがあるのかをオートマティックに探る、プロファイリングツールが存在しませんでした(同ブログより)」ということで、開発者が経験とカンをフル活用して手探りで改善するという苦労を続けてきたわけです。
 これに対して「MIHAI3」は、BREW上で動作するC、C++言語で記述されたアプリを構成する任意のモジュールについて実行時間やメモリ使用量を測定し、その結果をGUIで見やすく表示してくれますので、適切なアプリ改善のガイドラインを得ることができます。

 このように開発者にとって強力なサポートツールであるプロファイラですが、使い方が面倒だったり、データの読み違えによる改善方法の取り違えなどの懸念もあり、加えて、自分の経験やカンを根拠なく重視するエンジニアが少なくないせいか、活用されていない場合が多いようです。
 これに対して、今回、杉山さんに提供して戴いた資料によると、「MIHAI3」はアプリからプロファイリングに必要な情報を生成するコマンドラインツール「ElfEditor」と、プロファイリング結果を表示するGUIツール「SFProfiler」から構成されていて、「SFProfiler」が「ElfEditor」の利用を自動化する機能を持つことで使い勝手を高めています。
 また、「SFProfiler」はファンクションとルーチンのツリー表示と、プロファイリング結果の表とグラフによる一覧表示を提供しますので、改善対象の絞込みと改善効果の予測がしやすくなっています(この画面は公開されています)。

 既報「BREWの独自開発ノウハウをソフィア・クレイドルがソースコード付きで無償公開(11/30)」などで紹介しました通り、京都から世界中のBREWエンジニアに貢献するテクノロジを送り出す同社の動向には目が離せません。
 詳しくは、杉山さんのブログなどをご覧下さい。

ソフィア・クレイドル社長の杉山和徳さんのブログ「永遠の企業をめざして」
コードネーム MIHAI3
[ http://dblog.dreamgate.gr.jp/user/e008/e008/22151.html ]

ソフィア・クレイドル
製品情報「SophiaFramework」
[ http://www.s-cradle.com/products/sophiaframework/ ]

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March 01, 2006

チャイナユニコムの廉価BREWケータイが広げる市場(3/1)

 ニュースサイト「中国情勢24」に先月23日に掲載された記事「中国聯通:80米ドル以下でCDMA機を販売」によると、チャイナユニコムは、2006年中にBREWケータイを1台80米ドル以下の低価格で提供する方針を明らかにしたとのことです。
 1台80米ドルというと、日本円では10,000円弱ですから、日本で一般に販売されている端末の価格と大差がないように感じる方もいると思いますが、そうではありません。
 キャリアからの奨励金によって「見かけ上の端末価格」が非常に廉い日本とは異なり、中国では端末の価格はストレートに実勢に反映するからです。

 既報「チャイナユニコムのBREW版MSNメッセンジャーなど、アジア各国でのBREW動向(1/24)」などで紹介しました通り、チャイナユニコムのBREWに関する積極的な取り組みについては、注目すべきものがあります。
 また、上記の記事によると、チャイナユニコムのBREWケータイ利用件数は250万、提供するBREWアプリは約1,000種類で、ダウンロードは延べ3,000万回に上るということですから、廉価BREWケータイがこの市場規模に与える影響はかなりのものがあると考えられます。
 日本におけるアジア系メーカー製ケータイの販売については、昨年、KDDIが韓国の端末メーカーPantechグループ製の「A1405PT」を発売し、3G最軽量と廉価で話題を呼びましたが、残念ながら、Javaベースのメーカー独自アプリが稼動する機種であり、BREWの活用によるアプリの共通化や生産性・能力アップとは反対のアプローチになっていました。

 今回のチャイナユニコムの廉価BREWケータイが日本市場に与える影響は未知数ですが、開発・流通の国際化が進むBREWアプリビジネスには、少なからぬインパクトがあるのではと思います。
 今後の動静に注目したいと思います。

中国情勢24 - China
中国聯通:80米ドル以下でCDMA機を販売
[ http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0223&f=stockname_0223_011.shtml ]

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