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December 31, 2011

2011年の終わりに寄せて

今年もお世話になりました皆さま、ありがとうございました。明年もランドッグ・オーグ平野正喜事務所を宜しくお願い致します。
今年は、某社における情報処理試験対策教材の作成と収録に追われる中で、オーム社から応用情報試験対策本の執筆依頼をいただき、アタフタと、そして気合に満ちてスタートしました。
しかし、3月11日の大震災があり情勢も気持ちも一変しました。私はこの日、高田馬場(東京都新宿区)のゲームカレッジで製作指導をしており、担任の先生とのちょっとした打合せ中でした。受講生諸君と西戸山公園に避難してから校内に戻り、揺れの続く校内で朝まで待ち、放映スケジュールの都合で延期できないという収録のために池袋まで歩きました。
この時、すでに各種の報道で東北の被害が非常に大きいこと、きっと、日本中の支援が必要になることはわかっていました。余震で中断することを覚悟しながら収録をこなし「これからどうしよう」といろいろ考えた覚えがあります。
私は、講師と作家を肩書としており、現在のところ、長年覚え親しんだITを得意分野にしています。しかし、私はコンピュータの世界にハマったのは18歳(大学1年生)からであり、その数年前から作詞家を目指して物書きの練習に励んでいました。そのこともあって、一昨年、日本劇作家協会に入会させてもらい、ITの作家だけではなく、劇作家として子供の頃の夢だった「物書き」になることを50代の目標にすることにしたのでした。
震災後、原発事故が明らかになり、この国難がどんなに大きなことか思い知るにつれ、IT教材の作成と収録を続けることが苦痛になり「こんなことしていていいのか」と悩む日々が続きました。非力ながらボランティアに向かい、ガレキの一つも担いだ方が良いのではないかと想ったり、あるいは、今こそ、劇作家として人々の心を癒す作品を書くべきではないか(そう簡単に書けるわけがありませんが)とあせったりしました。
そんな4月、オーム社で私を含む3人の筆者と編集の皆さんのキックオフがあり、かなり多くの要素において書き手の自由度を認めてくださることで、応用情報試験対策本の執筆を開始することになりました。しかし、私が想定した内容と物量を一人で仕上げるには全力でも半年以上かかると思われました。
この時、私が思ったのは「やはり、これしかない、これが使命なんだ」ということでした。震災で打撃を受けた我が国の国力を復興するために、私ができる数少ないことの中で、最も効果的であり、しかも、有難いことに本として日本中に届けてもらえるのですから、これに全力をかけることにしました。
物書きの方はご存じの通り、本は完成するまで収入が得られないため、完成までは他の仕事で糊口をつなぐ必要があります。幸い私は講師業があり、今年は震災の影響による減少もありましたが、新しい講座の依頼もいただき、なんとかなりました。しかし、新講座の準備に追われる中で応用情報試験対策本の執筆時間をねん出するという綱渡り状態でした。よって、必然的に劇作家は「開店休業」状態になりました。
そして12月、お陰様で拙著「応用情報技術者試験合格テキスト」は世に出してもらえることができました。この本は私にできる数少ない「国力復興」貢献だと思っています。できれば、多くのIT技術者の自己実現とスキルアップを支援し、その積み重ねがITという日本が世界に誇るべき能力の底上げにつながることを祈っています。

そして、来年も頑張ります。ご支援を宜しくお願いいたします。

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December 25, 2011

執筆協力した「1回で受かるITパスポート合格テキスト ’12年版」発売

昨年度版('10)、一昨年度版('11)に続いて、当方が執筆協力しました「1回で受かるITパスポート合格テキスト ’12年版 (藤川美香子さん著)」が成美堂出版から発売されました。
赤シートで隠して覚えられる試験対策本であり、本試験で出題される3分野、ストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系に分かれた章立てで苦手分野を集中攻略できるようになっています。
実力確認問題と模擬試験を多数収録し、試験に出る用語などをまとめた「別冊暗記BOOK」が付いています。
ITパスポート試験に挑戦する方の一助になりましたら幸いです。

お買い求めは最寄りの書店で、あるいは、下記からアマゾンでどうぞ。

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December 24, 2011

「応用情報技術者試験合格テキスト 2012年版 (LICENCE BOOKS)」発売

Aptextbooks2011年12月「応用情報技術者試験合格テキスト 2012年版」を執筆し、オーム社のLICENCE BOOKSシリーズとして発売しました。

本書は、応用情報技術者試験(以下、応用情報)の合格のために必要な知識とスキルを1冊の書籍に網羅し、読者の皆さんの受験対策に貢献するものです。本書の最大の特徴は、

  • 応用情報の下位試験である基本情報技術者試験(以下、基本情報)との関係を徹底的に明示したこと
  • 応用情報のシラバスと過去問題に徹底的に準拠したこと

    にあります。

    応用情報はその前身と言われているソフトウェア開発技術者試験とは、大きく異なる試験です。情報処理技術者試験センター(JITEC)が試験要綱やシラバスで述べているとおり、ITスキル標準(ITSS)に則り、ITパスポート試験をレベル1、基本情報をレベル2とした階層のレベル3に位置し、ITに関わる全ての人を対象としているからです。そのため、理論上は、基本情報の合格者全員が「次に目指す資格」であり、ITパスポート試験の合格者全員が「次の次に目指す資格」になっています。ですから、対象範囲が限定されていたソフトウェア開発技術者試験とは位置づけが大きく異なるわけです。

    そこで本書では、ベースとして、ソフトウェア開発技術者試験向けの講座や資料などを一切用いないことにしました。よって、本書は応用情報のためだけに全く新たに書き下ろしたものになっています。そして、ソフトウェア開発技術者試験については、過去に出題された問題の一部のみをどうしても必要な個所に限って引用しています。

    さて、これは、ソフトウェア開発技術者試験の前身といわれている第一種情報処理技術者試験の頃から言われていたことですが、応用情報のレベルの試験は下位試験の合格を経ずに受験して合格することは非常に難しい試験群です。にもかかわらず、特に、プライドの高い技術者を中心に、このレベルの試験の一発合格を狙う無謀な挑戦が相次ぎ、結果的に何度受験しても合格が得られなかったという話を聞いたことが複数回あります。そこで私は、システムエンジニアだった頃も、講師になってからも「とにかく、まず基本情報に合格してから」と言い続けてきました。しかし、確かに「基本情報合格と同等」のスキルをお持ちの方がいるのも事実ですし、反対に、基本情報合格から時間が経っている方や、平成20年(2008年)の制度変更前に合格した方、合格点ギリギリだった方が、応用情報で苦戦していることもあるようです。
    そこで本書は、これらの立場やスキルの異なる皆さんが活用できるように、応用情報の全出題範囲について、どこまでが基本情報の出題範囲かを明示することにしました。そして「基本情報までで問われる用語・知識の確認」として囲んで一目でわかるようにし、文頭にチェックボックスを付けてあります。下記のような活用モデルで利用していただけたらと思います。

  • まず「基本情報までで問われる用語・知識の確認」だけを読み進め、理解済の(出題されたら必ず正解できる)項目のチェックボックスにチェックを入れていく
  • 一通り、読み進めた結果、チェックが9割以上入っていたら、応用情報の範囲に取り掛かる。
  • チェックできなかった項目が1割から半分程度ある場合は、必要に応じて、基本情報の参考書などで復習してから、応用情報の範囲に取り掛かる

    もしも、チェックできなかった項目が半分以上ある場合は、現在「基本情報合格者のレベルに達していない」ことを意味します。基本情報合格済の方は基本情報の試験範囲を徹底復習してから応用情報の勉強に取り掛からないと、合格は難しいでしょう。そして、基本情報に合格せずに応用情報に挑戦する方でしたら、これは赤信号です。受験計画を全面的に見直すこと(=まず、基本情報に合格すること)を強くお勧めします。

    なお、実際の試験問題では、応用情報で基本情報の範囲が出題されますし、基本情報で応用情報の範囲の用語が出題されたこともあります。あくまでもシラバスを用いた範囲分けになっていることをご理解ください。

    本書は試験対策を主としているため、過去問題およびその解説の掲載は最小限に留めてあります。しかし、基本情報との最大の違いである、午後問題における筆記解答でつまづかないように、午後問題の出題範囲ごとに各1 問を掲載し、加えて、いくつかの章末に「記述問題対策」を用意しました。必ず、実際に字で(漢字の語句は必ず漢字で)書いてチャレンジしておくことを強くお勧めします。なお、午前問題については掲載する問題数を絞る代わりに、欄外に「短問でチェック」として短縮したアレンジ問題(一部は出題のまま)を置いてあります。知識の確認や整理にご利用ください。

    上の画像をご覧のとおり、本書は応用情報向け書籍では珍しい黒を基調とした装丁になっています。「応用の黒本」として親しんでもらえたら嬉しいです。
    購入は下記か右サイドバーからアマゾンでどうぞ。


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    December 20, 2011

    月刊連載「ITスキルコラム」第85回「CBT化だけではないITパスポート試験の変化のポイント(後篇)」公開

    Columnit_header 12月19日、「ヒューマンリソシア」のWebページで月刊掲載中の拙著「ITコンサルタントが語る必要スキル」の第85回「CBT化だけではないITパスポート試験の変化のポイント(後篇)」が公開されました。

     去る10月26日、情報処理技術者試験センターはニュースリリース「CBT方式によるITパスポート試験の申込み開始について」を発表し、翌27日(木)12時から受付を開始しました。このニュースにはCBT化に伴う変更点や、留意点が含まれていないため「単に実施方法が変わっただけ」と思っている方が多いようです。しかし、情報処理技術者試験センターは専用ページにおいて、ITパスポート試験の注目すべき変更点を明らかにしています。そこで、今回はCBT化されたITパスポート試験に挑戦される方向けに、前回の「ITパスポート試験がどう変わったのか」「合格に向けての学習方法は今までと同じで良いのか」に続いて、「気を付けるべきことは何か」について説明します。

     このコラムは、どなたでも無料で閲覧可能です。全文を下記にてどうぞ。

    ヒューマンリソシア「IT専門家コラム・ITコンサルタントが語る必要スキル」
    http://resocia.jp/tem/tips/column/it/

     皆様のご愛読のお蔭で、このコラムは8年目に突入しました。今後ともご愛顧のほどを宜しくお願いいたします。

     このコラムでは、IT系業種・職種への就職・転職・キャリアチェンジをされた方、希望する方を対象に、知っておきたいノウハウと最新のトピックを無料提供しています。ご意見、要望をこのブログへのコメントでどうぞ。コメントは当方の確認後に基本的に公開しますが、非公開を希望される方は、その旨をお書き添えください。

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    December 19, 2011

    第20回 SEA新春教育フォーラム開催案内

    Seaソフトウェア技術者協会教育分科会(sigedu)の恒例、新春教育フォーラムの開催案内です。
    皆さんの参加をお待ちしております。

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               第20回 SEA新春教育フォーラム開催案内

              「企業内教育の原点帰還と自給自足をめざして」

       主催:ソフトウェア技術者協会 共催:熊本大学大学院教授システム学専攻
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    1.開催日時
     2012年1月20日(金) 13:30〜17:00

    2.開催場所
     キャンパス・イノベーションセンター 5階リエゾンコーナー
     東京都港区芝浦3丁目3番6号  JR田町駅東口 徒歩一分

    詳しくは下記をご覧ください。
    http://sea.jp/SIGEDU/forum.htm

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