「応用情報技術者試験合格テキスト」第4章、第6章、第7章追記
拙著「応用情報技術者試験合格テキスト 2012年版」の補足です。できれば改版時に追加したいと思います。
p.125 第4章4.4.9〔1〕その他のオブジェクト指向の用語 末尾に追記
なお、動的結合とは、オブジェクト指向プログラムにおいて、実行時にメッセージとメソッドを関連付けることです。
p.155 第4章4.13.2〔1〕特許における知的財産権戦略 追記
知的財産権戦略として、特許化されていない技術を特許出願せずにノウハウとして秘匿することが適切である場合があります。例えば、セキュリティ分野のソフトウェアで、アルゴリズムを公開したくない場合が当てはまります。これに対して、社内の秘密保持体制が構築できない場合や、他社に積極的に技術使用許諾を行ってライセンス収入を得たい場合は、知的財産権を主張するために特許化を急ぐことが望まれます。また、開発・販売したソフトウェアをリバースエンジニアリングすることによって、自社の技術が容易に明らかにされてしまう懸念がある場合も、特許化による技術の保護を検討します。
p.211 第6章 表6.9 XMLの内部仕様や関連技術・用語 SOAPの特徴 枠内に追記
XML をベースとするメッセージを送ることで、他のコンピュータ上にあるアプリケーションやサービスにアクセスするプロトコル。メッセージ記述がXMLのヘッダとボディで構成されている。
p.225 第7章7.2.2 データベースの設計 欄外に追記
[補足] 何らかの問合せによって得られた表のことを導出表といいます。よって、ビューは導出表を実表であるかのように扱う機能です。
p.238 第7章7.3.4 JOIN句に追記
通常の結合では結合できなかった行は出力されません。これを内部結合といい、INNER JOINとも記述します。これに対して、結合できなかった行も出力するのが外部結合です。表①にあって②にない行も出力する場合はLEFT OUTER JOIN、表②にあって①にない行も出力する場合はRIGHT OUTER JOINとします。
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