応用情報技術者標準教科書(2013年版) 追記「OSSライセンス」
下記は拙著「応用情報技術者標準教科書」の2014年版(仮称)への追記を検討している項目です。
2013年版の補足として公開します。
p.615 表17.2a OSSライセンスごとのソースコード公開の必要性【表追加】
GPL | LGPL | MPL | BSDL | |
---|---|---|---|---|
OSSのソースコードを修正して作ったプログラム | 要 | 要 | 要 | 不要 |
OSSに静的にリンクしたプログラム | 要 | 要 | 不要 | 不要 |
OSSに動的にリンクしたプログラム | 要 | 不要 | 不要 | 不要 |
p.615 基本情報までで問われる用語・知識の確認 □ GPL【一部差替】
【差替前】代表的なコピーレフトライセンス.
【差替後】基本的に全ての利用においてソースコード公開義務があるOSSライセンス.
p.615 基本情報までで問われる用語・知識の確認 □ LGPL【差替】
GPLのソースコード公開義務を緩めたOSSライセンス.LGPLが適用されたものに動的にリンクするプログラムはソースコード公開義務がありません。
p.615 基本情報までで問われる用語・知識の確認 □ MPL【差替】
Firefox などのMozilla 製品が用いている特許侵害のリスクに対応するOSSライセンス.MPLが適用されたソースコードを修正して作成したプログラムにおいてのみ、ソースコード公開義務があります。
p.615 基本情報までで問われる用語・知識の確認 □ BSDL【欄外追記】
[補足] BSDLは単にBSDと称される場合がある。
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