June 18, 2010

新作「クアルコムの次世代プラットフォーム戦略2010」予約受付中(6/18)

 6月22日に、私の新作である「クアルコムの次世代プラットフォーム戦略2010[LTE/Android/Snapdragon/Brew MP/MediaFLO]」がインプレスR&Dから発売されます。先週開催されたInterop Tokyoのインプレス・ブースにおいでの方はご存知と思いますが、日本で初めてクアルコムの次世代プラットフォーム戦略の全体像をまとめて解説した調査報告書です。
 現在、予約受付中です。下記に概要と目次を転載します。

【予約受付中】クアルコムの次世代プラットフォーム戦略2010[LTE/Android/Snapdragon/Brew MP/MediaFLO]

89,250円(税込) 本体価格:85,000円
メディア:
CD(PDF)版, 85,000円(税抜)
CD(PDF)+冊子版, 95,000円(税抜)
サイズ・判型:A4判
ページ数:184P
発売日:2010/06/22
執筆者:平野正喜 著(ランドッグ・オーグ平野正喜事務所)
発行:株式会社インプレスR&D
発売:株式会社インプレスコミュニケーションズ

■初めてクアルコムの次世代プラットフォーム戦略の全体像をまとめて解説
 2010年に創立25周年を迎えたクアルコムは、全世界で16,000人以上の従業員と非常に多数の特許をもつ技術特化型企業である。特に1989年に発表したCDMA方式は革新的な無線通信技術として、世界中で活用されている。同社のテクノロジーの基礎には、最先端のチップメーカーとしての姿があり、最近では、次世代モバイルのLTEからスマートフォン(Android)対応の半導体チップに至るまで、ダイナミックに提供するキーカンパニーの1社としても注目されている。クアルコムの活躍の場はさらに広がっており、次世代携帯マルチメディア「MediaFLO」や省電力ディスプレイ「mirasol」、新世代ネットワークインフラ「SON」(Self Organization Network)、ワイヤレス充電技術「eZone」、電子書籍など、多くの分野にその技術力で貢献している。
本書は、クアルコムの公開・配布資料を用いてその戦略を分野ごとにまとめ、クアルコムの次世代プラットフォームへのビジョンを明らかにする。
■付録資料も充実
巻末には、クアルコムの半導体チップセットの商品番号による一覧と「Qualcomm Products and Services-Wireless Glossary」をもとにわかりやすく編集した用語集も加え、本書資料として十分に活用していただけるようになっている。

■本製品のお見積もり、ご注文につきましては、以下までお気軽にお問い合せください。
株式会社インプレスR&D オンライン販売部
TEL: 0120-350-995
FAX: 03-5213-6297
E-MAIL:report-sales@impress.co.jp

目次

第1章 クアルコム(Qualcomm)のプロフィール
1.1 クアルコムの企業概要
1.2 創立の経緯と社名の由来
1.3 現在の代表者とそのプロフィール
1.4 クアルコムの企業イメージ

第2章 クアルコムの次世代へのロードマップ
2.1 クアルコムのビジネスモデルとロードマップ
 2.1.1 クアルコムのビジネスモデル
 2.1.2 クアルコムの無線通信技術ロードマップ
 2.1.3 無線通信技術とGobi接続技術の新ロードマップ
2.2 米国本社が示した指針
 2.2.1 ビジネスグループと経営陣の新体制
 2.2.2 次世代のモバイルテクノロジーおよびサービス
 2.2.3 スマート・サービス・リーダーシップ・サミット
2.3 クアルコムジャパンが示した指針
 2.3.1 クアルコムジャパン山田純社長のオピニオン

第3章 ワイヤレスエアリンクとネットワーク
3.1 全般
 3.1.1 CDMA2000/EV-DO
 3.1.2 WCDMA/HSPAとLTE
 3.1.3 OFDMA
 3.1.4 OFDM(FLO)
 3.1.5 WLAN
3.2 HSPA/HSPA+戦略
 3.2.1 マルチキャリア化
 3.2.2 HSPA+製品群とその拡充
3.3 LTE戦略
 3.3.1 LTE Release 8までの戦略
 3.3.2 LTE-Advanced の戦略
 3.3.3 マルチモード3G/LTE対応チップセット戦略
3.4 Femtocell戦略
 3.4.1 Femtocellの位置づけと戦略
 3.4.2 SoCソリューションをベースとしたCDMA2000 Femtocellの戦略
3.5 HSPA、M2M戦略
 3.5.1 M2M技術へのアプローチ
 3.5.2 nPhase社の戦略
3.6 SON(Self Organization Network)戦略
 3.6.1 SONの必要性
 3.6.2 SONの定義と機能
 3.6.3 SONの標準化の現状とクアルコムの戦略

第4章 チップセットと半導体製品
4.1 半導体部門全般
 4.1.1 半導体部門の3つのマーケット
 4.1.2 クアルコムとARM社との連携
 4.1.3 クアルコムと半導体製造技術
4.2 Mobile Station Modems(MSM)
 4.2.1 MSMとNFC(近距離無線通信)テクノロジー
 4.2.2 MSMのスマートフォン向けソリューション
4.3 シングルチップソリューション
 4.3.1 QSCの状況
 4.3.2 シングルチップのWLAN ソリューション
4.4 Snapdragonプラットフォーム
 4.4.1 Snapdragonの状況
 4.4.2 ソフトウェア開発各社とSnapdragonプラットフォームとの連携
4.5 グローバル・モバイル・インターネット技術
 4.5.1 Gobiの状況
 4.5.2 第1世代GobiテクノロジーとSony社
 4.5.3 第2世代の内蔵型GobiモジュールGobi2000
 4.5.4 Gobi2000テクノロジーとLenovo社
 4.5.5 GobiモジュールのGPS機能の利用

第5章 Android/Windows Mobile/BREW等のプラットフォーム戦略
5.1 プラットフォーム戦略の全般
 5.1.1 Uplinq2010の開催
 5.1.2 Qualcomm Innovation Center(QuIC)の設立
5.2 BREWとBrew MPの戦略
 5.2.1 BREWの採用状況
 5.2.2 BREWリレーションシップ
 5.2.3 Brew MPの開発者サポート戦略
 5.2.4 Brew MPと主要テクノロジーとの連携
5.3 Windows Mobile/Phone戦略
 5.3.1 Windows PhoneとMSM7xxx、Snapdragon
 5.3.2 Windows Phone 7 Seriesのサポート
5.4 Android戦略
 5.4.1 クアルコムのAndroidソリューション
 5.4.2 クアルコムのOHA参加の理由
 5.4.3 AndroidとSnapdragonプラットフォーム
5.5 Symbian戦略
 5.5.1 ノキアとの共同開発計画
 5.5.2 Symbian Foundationへの参加
5.6 Java戦略
 5.6.1 サン・マイクロシステムズとのJavaの共同開発

第6章 モバイルTVとエンターテインメントの戦略
6.1 モバイルコンテンツサービスと「モバイルTVとエンターテインメント」
 6.1.1 クアルコムのモバイルコンテンツとサービス
 6.1.2 モバイルTVとエンターテインメントの戦略
6.2 次世代携帯マルチメディアMediaFLO戦略
 6.2.1 MediaFLOの日本国内戦略
 6.2.2 メディアフロージャパン企画の最新動向
 6.2.3 島根ユビキタスプロジェクトの最新動向
 6.2.4 米国における最新動向と戦略
 6.2.5 欧州における最新動向と戦略
 6.2.6 次世代モバイル放送技術FLO-EV
6.3 携帯電話事業者向けプラットフォームPlaza戦略
 6.3.1 Plazaスイート戦略

第7章 省電力ディスプレイとスマートブック戦略
7.1 省電力ディスプレイ mirasol
 7.1.1 mirasolディスプレイの製造戦略
 7.1.2 mirasolの携帯電話採用事例
 7.1.3 mirasolの携帯電話以外での採用事例
7.2 スマートブック戦略
 7.2.1 新カテゴリー「スマートブック」の提唱
 7.2.2 Androidを搭載したSnapdragonベースのスマートブックデバイス

第8章 その他の戦略
8.1 デュアル・マイクロフォン・ノイズ消去技術 Fluence
8.2 磁界共鳴によるワイヤレス充電技術 eZone
8.3 安全なデバイスとハードウェア
 8.3.1 QDBS(クアルコム・デプロイアブル・ベース・ステーション)
8.4 モバイルコマース Firethorn
 8.4.1 統合モバイルP2P決済ソリューション
8.5 資産管理ソリューション
 8.5.1 OmniVisionモバイル・コンピューティング・プラットフォーム

第9章 付録資料
9.1 クアルコムの半導体チップセット一覧表
9.2 用語集

以上です。お問い合せは、インプレスR&D オンライン販売部(TEL:0120-350-995、MAIL:report-sales@impress.co.jp)までどうぞ。

【for Beginner】BREWとは何か? [ http://bizmakoto.jp/bizmobile/articles/0508/09/news108.html ]

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March 22, 2008

MediaFLO Conference 2008 ミニレポート(3/22)

Mediaflo_conference_2008_2_2 3月19日、クアルコムが主催して明治記念館で開催された「MediaFLO Conference 2008」に参加してきました。昨年の既報「クアルコムMediaFLOカンファレンス取材記事をWBB Forumにて公開(6/19)」などで紹介しました通り、MediaFLOはケータイなどで新世代の多チャンネル放送サービスを実現するテクノロジーで、BREWと共にケータイを革新するテクノロジして注目されています(写真はクアルコムのFLO試作機と専用チップ)。「ワンセグの次に来るもの」に興味をお持ちの方、ぜひご一読ください。

 昨年に引き続き、第2回目となるこのカンファレンスでは、総務省がユビキタス特区対象プロジェクトとして発表した3件のMediaFLOプロジェクトを推進する会社などが講演したほか、主催のクアルコムを含む8社がMediaFLO技術を活用したサービス・機器の展示をしました。
 私は自分の講義の都合でデモンストレーションのみの参加となりましたが、クアルコムの専用サイトから以下の講演資料をダウンロードできます。

■ MediaFLO -The Expanding Global Opportunity and Ecosystem-
 FLOフォーラム プレジデント Kamil Grajski氏

■ MediaFLOサービス実現への取り組み
 メディアフロージャパン企画株式会社 代表取締役社長 増田和彦氏

■ 2011年VHF帯・携帯マルチメディア放送サービスに向けて -成功のための制度、技
術、ビジネスモデルとは-
 モバイルメディア企画株式会社 取締役 石原弘氏

■ 島根ユビキタスプロジェクト -メディアを活かして、産学官で創る新しい時代-
 株式会社メディアスコープ 代表取締役 宮脇和秀氏

 私が参加したデモンストレーションでは下記が展示・実演されました。ケータイ側のBREWアプリを実際に操作できるデモもあり、携帯マルチメディア放送サービスがもたらす新しいケータイの姿を垣間見ることが出来ました。

アンリツ:ベクトル信号発生器によるFLO端末の受信試験デモ
クアルコム:FLO商用端末・試作機を使用した無線伝送デモ(写真)
Mediaflo_conference_2008_1
ニューポートメディア:FLO SoCを用いた試作器による無線受信デモ
パケットビデオ:Linuxプラットホーム上でのFLO対応プレーヤーデモ
マスプロ電工:FLOリピーター用送信アンテナ展示
Roundbox / CTC:IPデータキャスティングデモ
リーダー電子:FLO信号発生器展示
ローデ・シュワルツ・ジャパン:FLO用送信機及びテスト用送信機デモ(写真)
Mediaflo_conference_2008

 なお、パケットビデオのモバイル・ビデオ・ソリューションと、RoundboxとCTCのデータキャスト・ソリューションでは、クライアントOSの一つとしてBREWを挙げていました。

 詳細および講演資料のダウンロードはクアルコムの専用サイトへどうぞ。
 http://mediaflo-info.com/conference2008_j.html

 また、インプレスのケータイwatchにもかなり詳細なレポートがあります。
 【MediaFLO Conference 2008】
 メディアフロージャパン企画の増田氏が語る国内展開の課題
 http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/event/39073.html
 サービス開始への法整備と、島根ユビキタスプロジェクトの紹介
 http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/event/39082.html


【for Beginner】BREWとは何か? [ http://bizmakoto.jp/bizmobile/articles/0508/09/news108.html ]

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November 06, 2004

メディアミックスなBREWゲームアプリ「MAIL」(11/5)

FMケータイでおなじみのBREWアプリ「EZ-FM」を利用されている方はお感じだと思いますが、ケータイアプリは複数のメディアをつなぎ合わせて相乗効果を産み出す「メディアのジョイント」のような役目をすることがあります。
あるいは、このBREWゲームアプリ「MAIL」の様に、複数のメディアをミックスさせてそれぞれの能力を引き出すメディアミックスの結果、産み出されるものもあります。
ジー・モードが提供している「MAIL」は、漫画「MAIL」(山崎峰水氏・作)を原作とした映画を題材としたゲームアプリです。
そして、このゲームへの参加によって、着信メロディや待受画像が入手できるという仕組みになっています。
今後も、このようなメディアミックスなBREWアプリが増えてきそうな気がしますが、昔、ファミコンなどでみられたような、便乗モノの粗製濫造にならないことを願う私です。
とはいえ、昔と違って情報伝達の早いケータイ文化では、粗製濫造なソフトはあっという間に淘汰されてしまうかもしれませんね。

「MAIL」について、詳しくは、ケータイWatchからどうぞ。
[ http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/21264.html ]

余談ですが、この映画の主人公である霊能探偵・秋葉の役は(さっきまでTVで「ミステリー民俗学者 八雲樹」を見ていたせいか)、一瞬、みっちーこと及川光博さんに見えましたが、「仮面ライダー龍騎」に出演していた須賀貴匡さんでした。

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